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厳しい寒さとなった1月 2月も上旬は寒さが続く予想

2022/01/31 10:37 ウェザーニュース

1月も今日で最終日です。今年の1月は年末から続いた寒波の影響で厳しい寒さでスタートし、その後も西日本、東日本を中心に寒気が流れ込みやすくなりました。1か月の平均気温は広い範囲で平年よりも低くなっています。

1月の気温は平年より低い所が多い

1月1日~30日までの平均気温の平年差を見ると、東北から中国、四国にかけてはほとんどの所が平年より低い寒色系の分布になっています。九州は概ね平年並みでした。

平年に比べて高くなったのは北海道の道東や沖縄くらいで、全国的に見ると寒い1月だったと言えます。東京都心は30日(日)の時点で1月の平均気温が4.9℃、このまま5℃未満となれば2018年以来4年ぶりの低さです。

ラニーニャ現象の影響もあって、西日本や東日本を中心に寒気が流れ込みやすく、気温が下がったと考えられます。

1月上旬~中旬は寒気が流入

1月の気温平年差
1か月の気温変化で見ていくと、年明けの寒波が非常に強く、全国的に平年を大幅に下回りました。

その後、1月中旬は西日本、東日本で寒気の影響を受け、平年よりも低い状況が続きました。その一方で北日本は比較的暖かな空気が流れ込みやすく、札幌市は1月中旬で最高気温が0℃未満の真冬日になったのが1日だけにとどまっています。

1月下旬になって寒気の南下は小康状態となり、寒さは一段落した状況です。

2月も上旬を中心に寒さが続く

2月に入ってからは再び寒気が流れ込みやすくなり、特に次の週末は寒波が予想されます。2月4日(金)の立春を過ぎても、しばらくは真冬の寒さとなる見込みです。

もうしばらくは寒さ対策が欠かせない状況が続きます。
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