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アメリカ東部をノーイースターが襲う ニューヨークやボストンで大雪

2022/01/30 12:17 ウェザーニュース

現地時間の29日(土)、アメリカ北東部をNor'easter(ノーイースター)と呼ばれる発達した低気圧が襲い、冬の嵐に見舞われています。ニューヨークやボストンなどの都市部でも大雪となりました。

ニューヨークで20cm前後の雪

アメリカの国立気象局の観測によると、低気圧は中心気圧が18時間で35hPaも低下し、いわゆる爆弾低気圧級の発達をしました。低気圧に向かって強い寒気が流れ込み、大西洋には冬の日本海に見られるような筋状の雲が現れています。

ニューヨークやボストンをはじめとするアメリカ北東部は強い寒気と低気圧周辺の発達した雲によって大雪や吹雪に見舞われています。

24時間で降った雪の量は、普段はあまり雪が積もらないニューヨークのセントラルパークで約20cm、ボストンのジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港で約35cmを観測。さらに多い所では、60cm以上の雪の降った所もあります。風も吹き荒れて瞬間的には30m/s前後の暴風を観測しました。

ニューヨーク周辺の雪や風は峠を越えたものの、ボストンを含むマサチューセッツ州やメイン州などは荒天が続いており、影響が拡大するおそれがあります。
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