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関東で朝日を彩る虹色現象 大きなラテラルアークもくっきり

2022/01/30 09:22 ウェザーニュース

1月最後の日曜日となる今日30日(日)の関東は、薄雲の多い朝となっています。この薄雲によって昇ってきた朝日の周囲には様々な虹色現象が現れました。

太陽を取り囲む二重の光の環

千葉県印西市では、太陽を取り囲むように2つの環が見られました。内側がハロ(日暈)、外側がラテラルアークです。ハロと接するように上部タンジェントアークも現れています。

ハロやアークは、高層の雲(氷の粒で構成)の氷の結晶がプリズムの役割をして太陽の光が屈折して色が分かれ、虹色の輝きが現われる現象です。氷の結晶の形や並び方などによって、様々なタイプのアークがあり、できる位置で名前が変わります。
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午後にかけて雲は厚みを増す予想

関東はシアーライン(異なる風の境目で雲が発生しやすい領域)の影響で、午後にかけては雲が厚みを増す予想です。虹色現象が現れた後に雲が厚くなると、天気が下り坂に向かうことが多くなります。

現時点で大きく崩れることはないとみられますが、一部ではにわか雪やにわか雨の可能性がありますので、この後も空の変化には注目です。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
みどりちゃんさん