冬山のモンスター「樹氷」
山形県蔵王の樹氷です。「樹氷(じゅひょう)」はごく小さな冷たい水の粒が、樹木などにあたって瞬間的に白く凍りついたものです。氷の上には雪がつきやすいため、樹氷のすき間に次々と雪がついて、風上側にどんどん発達します。
蔵王の樹氷は、針葉樹のアオモリトドマツという木が雪と氷で覆われたもの。もとが大きい木だけに、樹氷もかなり大きな白い塊となります。
蔵王の樹氷は、針葉樹のアオモリトドマツという木が雪と氷で覆われたもの。もとが大きい木だけに、樹氷もかなり大きな白い塊となります。
自然が作る芸術「巨大な氷柱」
埼玉県秩父市の冬の風物詩「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」です。
天然の岩清水が凍ってできた天然の氷柱(幅30m、高さ10m)に加えて、上流の崖に水を流して造られた人工氷柱(幅55m、高さ25m)です。澄み切った自然の水と冷気が織りなす神秘的な造形ですね。
天然の岩清水が凍ってできた天然の氷柱(幅30m、高さ10m)に加えて、上流の崖に水を流して造られた人工氷柱(幅55m、高さ25m)です。澄み切った自然の水と冷気が織りなす神秘的な造形ですね。
偉大な氷の力「巨大な氷爆」
栃木県那須塩原市のスッカン沢の滝が凍りつき、青白い氷柱と流水が見事な風景を作り出しています。
氷柱と似ていますが、低温により氷結した滝は「氷瀑(ひょうばく)」と言われます。
氷柱と似ていますが、低温により氷結した滝は「氷瀑(ひょうばく)」と言われます。
真冬の煌めき「ダイヤモンドダスト」
この煌めく現象は「ダイヤモンドダスト」。発生には以下の複数の条件を同時に満たす必要があり、非常に珍しい気象現象です。
1. 快晴の朝
2. 気温が-15℃を下回る厳しい寒さ
3. 下層の空気が湿っている
4. 風が弱い
極寒の中でしか見られない、自然の贈り物ですね。
冬の海が磨く「ジュエリーアイス」
北海道豊頃町の「ジュエリーアイス」です。
「ジュエリーアイス」とは寒さで凍った十勝川の氷が太平洋に流れ出た後に波によって大津海岸の浜辺に打ち上げられたものです。
波に揉まれる間に氷の角が取れて、透き通ったクリスタルのような氷になります。氷の塊が太陽に光に照らされて美しく輝くことから「ジュエリーアイス(宝石の氷)」と呼ばれています。
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「ジュエリーアイス」とは寒さで凍った十勝川の氷が太平洋に流れ出た後に波によって大津海岸の浜辺に打ち上げられたものです。
波に揉まれる間に氷の角が取れて、透き通ったクリスタルのような氷になります。氷の塊が太陽に光に照らされて美しく輝くことから「ジュエリーアイス(宝石の氷)」と呼ばれています。
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