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今冬は、いつもの冬より寒い?全国の体感を調査

2022/01/23 10:59 ウェザーニュース

今冬は、ラニーニャ現象の影響で雪が多く寒い冬になるという予報が昨年から出ていました。実際に、昨年末からは次々と強い寒気が襲来し、東京でも正月明けに大雪となるなど、各地で冬らしい厳しい寒さが続いています。

この寒さ、いつもの冬に比べてどう感じている人が多いのか、ウェザーニュースアプリのユーザーに聞いてみました。すると、半数以上から「いつもの冬よりも寒い」と回答がありました。

関東から近畿で「いつもの冬より寒い」が過半数

「いつも以上に寒い」と答えた人が過半数の都府県
今冬はいつもの冬に比べて寒さはどうか?という質問に、「いつも以上に寒い」「いつも位に寒い」「いつもより寒くない」の3つの選択肢の中から選んで答えてもらいました(回答数:8734)。

「いつも以上に寒い」と答えた人が過半数の都府県をみると、東日本の太平洋側に多いことが分かります。その中で特に多かったのは長野県で、76%が「いつも以上に寒い」と回答しました。
都道府県ごとの結果
届いたコメントを見ると、長野県の方からは「雪がとにかく多い」という声が多く、東京都の方からは「とにかく北風が冷たい」といった声が多くなっています。

では、観測値では平年と比べてどうなのか振り返ってみます。

ラニーニャで寒冬となった昨年と同等程度か

気象庁HP:前3か月間の気温経過
このグラフは平年値を0として、各時期での平年との差を示しています。

上段がラニーニャで「寒冬」だった昨冬のものです。12月中旬から1月前半にかけてが極端に平年よりも気温が低くなりました。

それと比較して下段の今冬のグラフは、平年との差の大きさこそ昨冬ほどではないものの、12月後半以降は東日本や西日本ではほぼずっと平年より寒い状況が続いていることが分かります。

昨冬は1月後半に平年より暖かくなりましたが、その時期は平年値そのものが年間で最も低い時期です。今年はこの時期にさしかかっても寒いままで、「最も寒い時期により寒い」といえそうです。

東日本の太平洋側で寒い状況が続くということは、冬型が続き、冷たい北風が吹き続けていたことになります。寒い日が絶え間なく続いていることで、いつもの冬よりも寒いと感じている方が多いのかもしれません。

この先しばらくが年間の寒さの底

1月下旬は年間で一番寒い時期です。今年も、週明けにかけては平年並みか平年より寒い日が多い予想です。その後は西日本などで僅かながら寒さの和らぐ日もありそうです。

空気の乾燥も続いているため、風邪予防など体調管理に十分注意して、寒さを乗り切っていきましょう。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
sorafuwaさん
気象庁ホームページ