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低気圧通過で東北は猛吹雪 荒天のピークは今夜まで

2022/01/18 17:31 ウェザーニュース

今日18日(火)は低気圧が東北を通過していて、周辺で大雪や猛吹雪になっています。低気圧に伴う荒天のピークは今夜までの見込みですが、積雪の急増や視界不良に警戒が必要です。

低気圧から離れている北陸西部や西日本日本海側も雪の降りやすい状態が続きます。

太平洋側でも1時間に5cm程の強雪

16時30分現在、小さな低気圧が秋田県の南部付近を通過しています。この低気圧の南側で雪雲が発達しており、山形県を中心にどかどかと雪が強まっている状況です。

発達した雪雲は太平洋側にも流れ込んでいます。宮城県・川渡(かわたび)では1時間に5cmの雪が断続的に降り、16時までの3時間で積雪が11cm増加しました。仙台市もしっかりと雪が降っています。

猛吹雪でホワイトアウトも

風の強い状態も続いています。山形県・飛島(とびしま)では14時台に最大風速24.2m/s、最大瞬間風速30.3m/sを観測しました。地吹雪も加わって、ホワイトアウト状態になっているところがあります。

低気圧通過に伴う大雪や猛吹雪は今夜にはピークを越える見通しですが、この後も積雪の急増や視界不良に厳重な警戒が必要です。荒天の間は移動をなるべく控えるようにしてください。
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明日も局地的な積雪急増に注意

19日(水)夜までの積雪増加量
明日19日(水)になると冬型の気圧配置は多少緩みます。ただ、日本海側は雪や雨の降りやすい状態が続き、局地的に強まるおそれがあります。

19日(水)夜までに見込まれる積雪増加量は、東北南部〜新潟県の山沿いで20cm程度、多いところでは30cm以上に達するおそれがあります。短時間で積雪が増加するおそれもあるため、雪の止み間でこまめに除雪を行ってください。作業する際は複数人で声を掛け合って、屋根など高所からの落雪にも十分注意しましょう。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
-スフィンクスさん