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強い冬型で日本海側は荒天 新潟・妙高市は6時間で30cm積雪増

2022/01/18 11:02 ウェザーニュース

今日18日(火)の日本付近は強い冬型の気圧配置で、日本海側を中心に荒天となっています。特に東北から北陸、山陰で大雪による積雪急増や吹雪による視界不良に警戒が必要です。

東北や北陸を中心に大雪

今日は上空1,500m付近で−9℃以下の強い寒気が、関東北部〜中国地方まで南下しています。日本海からは次々と雪雲が流れ込み、東北や東日本日本海側、近畿北部から山陰を中心に雪が降っている状況です。

特に東北南部や北陸で雪が強まっています。新潟県妙高市の関山では、3時時点では174cmだった積雪深が、9時には204cmになりました。6時間で30cmの雪が積もり、同地点では今季初めての2m超えです。山形県庄内地方や新潟県の中越・上越、長野県北部、石川県全域、岐阜県美濃地方には大雪警報や暴風雪警報が発表されています。

JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる活発な雲のラインがかかっている西日本も雪が強まっています。鳥取県・大山では9時までの1時間に4cmの雪が降り、積雪深は145cmになりました。

午後も強雪、東北はどか雪のおそれ

19日(水)10時までの24時間積雪増加量
午後は強い寒気の流れ込みのピークを越えるものの、日本海側の各地で雪の降りやすい状態が続きます。特に東北は低気圧が通過して、1時間に8cm以上のどか雪となるおそれがあります。短時間で積雪が急増するおそれがあるため警戒が必要です。

19日(水)10時までの24時間で、多いところでは新たに20cm以上の雪が積もるおそれがあります。すでに積雪があるところに新たに雪が増えると、雪崩や落雪の危険性が高くなります。雪が弱まったタイミングでこまめに除雪を行ってください。作業する際は複数人で声を掛け合って、高所からの落雪にも十分注意が必要です。

低気圧周辺では風も吹き荒れて猛吹雪となり、ホワイトアウトなどが発生する可能性があります。荒天時の移動はなるべく控えてください。
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