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東北平野部や北陸は雨に
融雪や重たい雪の落雪に注意

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2022/01/16 10:20 ウェザーニュース

今日16日(日)は前線を伴った低気圧が日本海を進み、日本海側を中心に天気が崩れます。上空の寒気が北上しているため、東北平野部や北陸は雨となって融雪が進む見込みです。

東北平野部や北陸は雨

平地で雪になる目安とされる上空1,500m付近の−6℃の寒気は、青森県付近まで北上しています。雨雪レーダー画像を見てみると、道南の西海上は雪を表すピンク色になっている一方で、東北以南は雨を表す青色です。石川県・輪島では、8時35分までの1時間に5.0mmの雨を観測しました。

この後は夜にかけて、だんだんと雨が降りやすくなります。前線通過時は活発な雨雲が通過して強雨や落雷、あられや突風のおそれがあるため注意が必要です。

内陸山沿いや北海道も、みぞれや湿った雪になります。先日の寒波で積雪が増えたところに雨や湿った雪が降ることで、積もっている雪の重みが増すことが予想されます。落雪の危険性が高まるため、雨や雪が降り出す前に除雪をしておくと安心です。

また、積雪によって排水が滞っているような場所では、雨と融雪によって冠水の可能性もあります。路面状態にも十分お気を付けください。

倒壊にも要注意

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雪の状態と重さの関係
雪は時間が経つと、自重で締雪(しまりゆき)になったり、気温の上昇でとけはじめてざらめ雪となっていきます。重さがほとんど変わらないまま嵩(かさ)が減っているため、見た目以上の重さになるといえます。

また、雪の上に雨が降ると、屋根の上に乾いたスポンジを置いているようなもので、降った雨がそのまま重さに加わります。雪の厚みが減っていても、カーポートやビニールハウス等の倒壊の危険性が高まるため、注意が必要です。
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