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新潟や群馬の山沿いで積雪2m超 雪崩や落雪の危険性増す

2022/01/14 10:23 ウェザーニュース

12日(水)から冬型の気圧配置が続いています。日本海側の各地で積雪が増え、特に北陸など東日本の山沿いは増加が顕著です。積雪2m超の所が多くなっており、雪崩や落雪の危険性が高まっています。
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ここ数日で積雪が大幅に増加

昨夜遅くにJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)付近で発生した局地的な低気圧が通過し、新潟県や長野県、群馬県、岐阜県飛騨地方など東日本の山沿いを中心に断続的に強い雪が降りました。12時間で50cmを超える雪が新たに積もった所もあります。

10時現在の積雪は新潟県津南町で213cm、群馬県みなかみ町・藤原で203cmなど一部で2m以上に達しました。北海道から北陸にかけての広い範囲で短い期間に積雪が大幅に増えていて、市街地では屋根からの落雪、山間部では雪崩の危険性が高まっている状況です。

すでに落雪による事故が起きています。除雪を行う場合は複数人で行い、落雪や屋根からの転落などに注意が必要です。
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近畿や東海の都市部も積雪

14日(金)9時前の京都市左京区の様子
強い寒気が南下しているため雪雲は日本海側だけに留まらず、一部が太平洋側まで広がり、特に近畿や東海は都市部でも積雪が増えています。

10時の積雪は京都市が7cm、岐阜市で9cmを観測。雪のピークはすでに過ぎているものの、道路に積もっている所が多く、午後にかけても路面状況が悪くなる見込みです。

車の運転時は速度を控えめにし、徒歩や自転車で移動する場合は転倒しないよう十分に注意をしてください。
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午後は次第に雪が落ち着く

今日の午後以降は冬型の気圧配置が次第に弱まり、日本海側の各地で降っている雪も落ち着く予想となっています。それでも明日15日(土)昼にかけての24時間で、山沿いの多い所で30cm前後の新たな雪が積もる見込みです。

明日15日(土)は雪の降る所が少なくなるものの、16日(日)は低気圧の通過で北日本を中心に湿った雪や雨が降る予想となっています。来週は再び冬型の日が続きますので、除雪や買い出しなどは雪が落ち着いたタイミングで進めるようにしてください。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
夢たまごさん