facebook line twitter mail

北陸や北海道は荒天警戒 明朝にかけて大雪のおそれ

2022/01/13 20:10 ウェザーニュース

今日13日(木)は冬型の気圧配置と上空の強い寒気の影響で、日本海側では局地的に荒天となっています。

北陸では重たい湿った雪が強く降っているところがあります。明日14日(金)にかけて大雪となり、内陸部では積雪のさらなる増加に警戒が必要です。
>>このあとの積雪予想〔会員メニュー〕

北海道はドカ雪や吹雪に警戒

雨雲雪雲レーダー 13日(木)17時現在
北海道では、異なる方向の風の衝突によって発生した帯状の雪雲が石狩湾から流れ込み、道央や道北では局地的に雪が強まっています。

午前中は留萌地方を中心に強い雪が降りましたが、雪雲は徐々に南下傾向。17時現在、札幌市付近にも発達した雪雲の一部が流れ込んでいます。

雪雲の動きが遅いため、同じ場所で強い雪が降り続き、多いところでは1時間に5cm以上も一気に積雪が増えるおそれがあります。

オホーツク海に停滞する発達した低気圧の影響で、沿岸部では強風が吹き荒れており、吹雪による視界不良にも注意が必要です。

札幌市や千歳空港周辺では夜まで断続的に雪が続く予想で、雪風の強まりによっては交通機関に影響が出るおそれもあります。
>>最新の雨雲雪雲レーダー

北陸は大雪警戒 雷やあられにも注意

24時間での積雪増加予想 14日(金)17時まで
JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる帯状の雲が流れ込む北陸~近畿北部では、14時前後から雨雪や風が強まってきました。

新潟県から鳥取県の1府8県で大雪警報や波浪警報が発表されています。雨雪の強まりに加えて落雷やあられの報告も届いています。

気温が比較的高い分、湿ってベチャベチャとした雪で路面の状態も悪化しています。北陸や近畿北部の上空1,500mにはー6~ー9℃という強い寒気が流れ込み、雨やミゾレは徐々に雪に変化する予想です。

この後は広範囲で雪が降り、今後24時間で多いところで50cm以上積雪が増すおそれがあります。吹雪による視界不良にも注意してください。明日14日(金)の朝は除雪作業を念頭に少し早起きをすると安心です。
>>詳しい天気をアプリで見る

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)とらねこさん