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関東で"波状雲"が出現 雲が波打つ冬の朝

2022/01/13 09:58 ウェザーニュース

今日13日(木)は冬型の気圧配置となり、関東など太平洋側では晴れているところが多くなっています。

ただ、朝のうちは関東南部や静岡県では波を打つような不思議な形状の雲が見られていました。

「波状雲」大気の波によって雲が発生

これらの雲は文字通り「波状雲」と呼ばれる雲です。波状雲は大気の波によって空気が上下に動くことで発生します。

雲が発生しやすい湿度や気温の条件が揃っている時に、空気が持ち上げられるところでは雲が発生し、引き下げられるところでは雲が消えます。そのため、波打つような形の雲になるのです。

いったん晴れても油断できず

「波状雲」は温暖前線や低気圧が接近する際にもよく見られ、天気下り坂のサインといわれることがあります。ただ、朝に関東南部にかかっていた雲は徐々に東の海上に移動し、関東はこのあとスッキリとした晴天が広がる見込みです。

午後になると上空の気圧の谷が近づくため、北関東を中心に局地的に雨雲や雪雲が発生しやすくなります。にわか雨や雪の可能性があるので、日差しが届いていても天気の急変に注意してください。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)ちりすさん カピバラさん&ささパンさん :のあのあさん そらっこさん aketukiさん ⊂((・⊥・))⊃さん