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桜開花予想2022 桜開花トップは東京・広島の3月15日 全国的に平年より早い

ウェザーニュース 第一回桜開花予想

2022/01/13 11:17 ウェザーニュース

■開花予想のポイント ■

・3/15に東京・広島から開花スタート
・春の高温傾向で開花が早い予想
・厳しい寒さで休眠打破は順調

待ち遠しい桜の季節にむけて、ウェザーニュースでは2022年「第一回桜開花予想」を発表しました。開花トップは東京・広島の3月15日で、全国的に平年より早い予想です。

過去18年間に「さくらプロジェクト」参加者から寄せられた200万通以上の桜リポートおよび名所への独自取材と、気温などの気象予測をもとに開花日を予測しています。お近くの桜がいつ頃に咲き始めるのかご参考ください。

全国的に平年より早い開花予想

2022年のソメイヨシノの開花は平年より早いところが多い予想です。

特に東日本から北日本では平年より5〜10日早くなります。全国的に記録的な早さで開花した昨年と同じくらいの早さです。

これは2〜3月の気温が平年並みから高い傾向で推移するためで、桜のつぼみは順調に生長します。特に3月からは晴れて暖かい日が多くなる見通しで、開花を後押ししそうです。

全国に先駆けて、3月15日に東京・広島から開花がスタートし、16日に福岡が続きます。

3月下旬に西日本から東日本の各地で続々と開花し、東北南部でも咲き始めます。4月上旬には長野や新潟、東北北部でも開花を迎えそうです。

北海道へは4月下旬に桜前線が上陸します。4月21日に函館、4月23日に札幌で開花し、5月8日には釧路でも開花を迎える予想です。

名所のソメイヨシノ開花予想日
・上野恩賜公園(東京都) 3月16日
・熊本城(熊本県)    3月20日
・高知公園(高知県)   3月21日
・嵐山(京都府)     3月23日
・弘前公園(青森県)   4月17日

厳しい寒さで休眠打破は順調

桜の花芽(生長すると花になる芽)は気温の高い夏から秋にかけて作られ、冬になると休眠して一旦生長が止まります。 その後、真冬に一定期間、厳しい寒さにさらされると、低温によって花芽が休眠から目覚め(休眠打破)、開花に向けて再び生長を始めます。桜の開花には、春の暖かさだけではなく、冬の寒さも必要です。

この冬12月〜1月前半は度々強い寒気が訪れました。各地で厳しい寒さとなった日が多く、桜の花芽の休眠打破は全国的に十分に行われたとみられます。

第二回桜開花予想は 2月上旬に発表予定です。


※本記事では、開花について以下のように定義しています。
平年:1991年〜2020年の平均値

非常に早い:基準より7日以上早い
早い   :基準より5〜6日早い
やや早い :基準より3〜4日早い
並    :基準との差が2日以内
やや遅い :基準より3〜4日遅い
遅い   :基準より5〜6日遅い
非常に遅い:基準より7日以上遅い