国内:小笠原諸島で震度5強を観測
1月4日(火)6時9分頃、父島近海を震源とするマグニチュード6.1、深さ77kmと推定される地震が発生しました。この地震により東京都小笠原村・母島で震度5強、父島では震度4を観測しています。小笠原諸島周辺を震源とする地震で、震度5強以上の揺れを観測したのは、2015年5月以来です。地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ横ずれ断層型で、逆断層型の成分も含まれています。
この地震について、気象庁は緊急地震速報を発表しました。離島では地震観測点が少ないため、緊急地震速報の誤差が大きくなる場合があります。今回の地震の場合、緊急地震速報では震源が実際よりも100km以上西の小笠原諸島西方沖と推定されたことで、規模がマグニチュード8.5程度と過大に予測されていました。実際にはマグニチュード6.1の規模に留まり、深さもやや深かったため、津波は発生していません。
この地震について、気象庁は緊急地震速報を発表しました。離島では地震観測点が少ないため、緊急地震速報の誤差が大きくなる場合があります。今回の地震の場合、緊急地震速報では震源が実際よりも100km以上西の小笠原諸島西方沖と推定されたことで、規模がマグニチュード8.5程度と過大に予測されていました。実際にはマグニチュード6.1の規模に留まり、深さもやや深かったため、津波は発生していません。
プレート内部で発生した地震か
小笠原諸島は太平洋プレートがフィリピン海プレートに沈み込むプレート境界に近く、時々大きな地震が発生します。最も地震が多いのは小笠原諸島の東の浅い領域で、最近では2010年12月にマグニチュード7.8、深さ8kmの地震が起きました。また、深さが400kmよりも深い深発地震も目立ち、前述の2015年5月の地震はマグニチュード8.1、深さ682kmで発生しています。
今回の震源に近い深さ50~70kmのあたりは、やや頻度は低いもののマグニチュード6後半の地震は2010年や2008年に起きました。
離島の場合は観測点が少ない影響で震源の決定に時間がかかることがあります。強い揺れに見舞われた場合は、津波の可能性があると考え、避難などの行動を取るようにしてください。
今回の震源に近い深さ50~70kmのあたりは、やや頻度は低いもののマグニチュード6後半の地震は2010年や2008年に起きました。
離島の場合は観測点が少ない影響で震源の決定に時間がかかることがあります。強い揺れに見舞われた場合は、津波の可能性があると考え、避難などの行動を取るようにしてください。
世界:中国・青海省でM6.6
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は6回発生しています。最も大きな地震は中国で発生したマグニチュード6.6です。
日本時間の1月8日(土)未明に中国・青海省北部を震源とするマグニチュード6.6、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。地震の規模は大きかったものの、震央付近が標高5000m前後の高山地帯だったこともあり、市街地での被害は一部の建物など限定的でした。。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。
今回の震源周辺では時々マグニチュード6後半から7クラスの大きな地震が起きていて、最近では1990年にマグニチュード6.5の地震が発生しました。古い記録では1927年にマグニチュード7.7があります。
日本時間の1月8日(土)未明に中国・青海省北部を震源とするマグニチュード6.6、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。地震の規模は大きかったものの、震央付近が標高5000m前後の高山地帯だったこともあり、市街地での被害は一部の建物など限定的でした。。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。
今回の震源周辺では時々マグニチュード6後半から7クラスの大きな地震が起きていて、最近では1990年にマグニチュード6.5の地震が発生しました。古い記録では1927年にマグニチュード7.7があります。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。