国内:東京都23区を震源とする震度3の地震発生
昨年12月29日(水)11時33分頃、東京都23区を震源とするマグニチュード3.5、深さ31kmと推定される地震が発生しました。この地震により東京都練馬区で最大震度3を観測、東京都の広い範囲や神奈川県、埼玉県などで震度1~2の揺れを観測しています。
東京都23区を震源とする震度3以上の地震は2019年10月以来、約2年ぶりです。
地震が多い関東平野ですが、東京都23区直下ではそれほど発生していません。震度3以上を観測する地震は2000年以降で見ると今回が6回目で、同期間で40回以上発生した隣接する千葉県北西部に比べると、大幅に少なくなっています。
東京都23区を震源とする震度3以上の地震は2019年10月以来、約2年ぶりです。
地震が多い関東平野ですが、東京都23区直下ではそれほど発生していません。震度3以上を観測する地震は2000年以降で見ると今回が6回目で、同期間で40回以上発生した隣接する千葉県北西部に比べると、大幅に少なくなっています。
国内:石川県能登地方の地震活動は継続
昨年の大晦日、12月31日(金)14時52分頃、石川県能登地方を震源とするマグニチュード4.3、深さ14kmと推定される地震が発生しました。この地震で石川県珠洲市で震度3、能登町で震度2の揺れを観測しています。
能登半島では昨年の春から地震活動が活発になっていて、今回の地震も一連の活動のひとつと考えられます。活動は継続しており、今後も最大震度4~5弱程度の揺れとなる地震が発生する可能性がありますので、震源近くでは注意をしてください。
能登半島では昨年の春から地震活動が活発になっていて、今回の地震も一連の活動のひとつと考えられます。活動は継続しており、今後も最大震度4~5弱程度の揺れとなる地震が発生する可能性がありますので、震源近くでは注意をしてください。
世界:インドネシアの近海でM7.3
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しています。最も大きな地震はインドネシアの近海で発生したマグニチュード7.3です。
日本時間の12月30日(木)未明にインドネシア・バンダ海を震源とするマグニチュード7.3、深さ約167kmと推定される地震が発生しました。地震の規模は大きかったものの、震源が深い深発地震だったため、津波の発生はありませんでした。
地震のメカニズムは震源近傍では最大で改正メルカリ震度階級のⅥI程度の揺れがあったとみられます。地震のメカニズムは北北東ー南南西に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
今回の震源付近はオーストラリアプレートとユーラシアプレートの境界付近で、複雑な構造をしている領域です。マグニチュード7を超えるような大きな地震が多く発生しており、今回のような深さが100~600kmほどの深発地震に加え、10~30km程度と比較的震源が浅いマグニチュード7クラスも起きています。2021年12月14日には今回の震源の少し西の領域で、同じマグニチュード7.3ながら、深さ約15kmの浅い地震が起きたばかりでした。
日本時間の12月30日(木)未明にインドネシア・バンダ海を震源とするマグニチュード7.3、深さ約167kmと推定される地震が発生しました。地震の規模は大きかったものの、震源が深い深発地震だったため、津波の発生はありませんでした。
地震のメカニズムは震源近傍では最大で改正メルカリ震度階級のⅥI程度の揺れがあったとみられます。地震のメカニズムは北北東ー南南西に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
今回の震源付近はオーストラリアプレートとユーラシアプレートの境界付近で、複雑な構造をしている領域です。マグニチュード7を超えるような大きな地震が多く発生しており、今回のような深さが100~600kmほどの深発地震に加え、10~30km程度と比較的震源が浅いマグニチュード7クラスも起きています。2021年12月14日には今回の震源の少し西の領域で、同じマグニチュード7.3ながら、深さ約15kmの浅い地震が起きたばかりでした。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。