大阪で初雪を観測 平年より6日遅い冬の便り 本州では残り銚子のみ
2022/01/01 07:21 ウェザーニュース
大晦日の昨日12月31日(金)は、強い寒気の影響で関東や東海、関西でも雪が降りました。
日付が変わって元日の今日1月1日(土)の明け方、大阪管区気象台から初雪の観測が発表されました。平年より6日遅く、昨季より2日遅い観測です。
これで、本州の気象台から今冬の初雪観測が未発表なのは、銚子(千葉)のみとなりました。
大阪市内では積雪の心配なし
上空に強い寒気が流れ込んでいるため、大阪は夜中の気温が2℃前後まで冷えていて、降水があれば雨ではなく雪やみぞれになる気象条件となっていました。なお、みぞれの場合も初雪として記録されます。
関西では元日の今日1月1日(土)は寒気の影響が徐々に解消し、雪雲の流れ込みはだんだんと少なくなる予想です。大阪平野では積雪の心配はありません。
寒気の流れ込みは2日(木)午前まで続く
西日本の上空には、高度1500mで−6℃の寒気が流れ込んでいます。降水があれば平地でも雪になる目安といわれる強さの寒気です。
この寒気の流れ込みは、西日本では今日2日(木)午前にかけて続く見込みで、山沿いを中心に断続的に雪が降る可能性があります。山地では路面の積雪や凍結のおそれがあるため、車の運転はスリップに注意し、転倒等にお気を付けください。
宇都宮は昨年より25日遅い観測
熊谷や宇都宮、徳島では平年よりも10日以上遅い初雪となりました。宇都宮では昨年よりも25日も遅い初雪です。厳しい寒さとなった日は多かったものの、降水と重ならなかったものとみられます。
▼初雪の観測 平年、昨季との差
熊谷 平年より10日遅く、昨季より5日遅い
宇都宮 平年より14日遅く、昨季より25日遅い
徳島 平年より13日遅く、昨季より1日遅い
静岡 平年より6日早く、昨季より7日早い
これで、北海道、四国、九州本土の全ての気象台・測候所からの初雪発表が出揃いました。本州では、残りは大阪管区気象台と銚子地方気象台の2地点となっています。