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北海道から山陰の広範囲で大雪
年越し寒波による積雪増加に警戒

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2021/12/31 10:58 ウェザーニュース

年越し寒波の襲来により、大晦日の今日は北海道から山陰の広い範囲で断続的に強い雪が降っています。局地的には1時間に10cm前後の雪の積もっていることがあり、年明けの元日にかけて積雪の増加に警戒が必要です。

24時間で80cm以上の積雪増加

新潟県~長野県北部の山沿いは特に積雪の増加が顕著で、11時現在、新潟県津南町は189cm、長野県野沢温泉村は158cmに達しました。昨日からの24時間で80cm以上、積雪が増えています。そのほか、北海道や東北、山陰などの山沿いでは30~50cmの新たな雪が積もりました。

平野部でも雪が積もっていて、金沢市は16cm、兵庫県豊岡市は27cmの積雪を観測。雪雲は日本海側に留まらず、太平洋側にも広がって、岐阜市の積雪は4cmです。

11時の時点で、雪が強まっている6県に大雪警報が発表されています。
» 気象警報等の発表状況

元日にかけて大雪や吹雪に警戒

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1月1日(土)夜までの積雪増加量の予想
寒波のピークはこれから今夜にかけてで、年明けの明日・元日にかけて断続的に強い雪の降るおそれがあります。

明日の夜までに予想される積雪の増加量は北陸の山沿いを中心に50~80cm、局地的にはそれ以上に達する見込みです。すでに80cm以上の新雪が積もっているため、今回の寒波で100~150cmの雪が増えることになります。北海道から東北、北陸の平野部、西日本の日本海側でも20cm前後の雪が積もる予想です。

急激な積雪の増加による路面状況の悪化や立ち往生などのおそれがあります。北日本では吹雪による視界不良も加わりますので、年末年始の移動は事前に道路状況等の確認が必要です。また、市街地では屋根からの落雪、山間部では雪崩が発生しやすくなります。除雪作業を行う際は頭上にも十分に注意をしてください。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
もしぇのんさん

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