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北陸で激しい雷雨やあられ 夕方以降は寒気南下で大雪警戒

2021/12/30 12:20 ウェザーニュース

寒冷前線が通過している北陸地方では午前中から各地で雨や雪に加えてあられが降っているところがあり、落雷も多発しています。昼前後には活発な雲が陸地にかかるため、停電にも注意が必要です。

また、今夜からは強い寒気が南下するため、平地でも雨が雪に変わっています。あさって1月1日にかけて大雪に警戒してください。

昼過ぎまでは雷頻発 あられにも注意

新潟県上越市より 30日(木)11時前に撮影

寒冷前線の通過と上空に流れ込む強い寒気の影響で、北陸では大気の状態が非常に不安定になっています。そのため、各地で雨が降り、ところによっては、雷を伴ってあられが降っています。

11時過ぎに新潟県上越市で撮影された動画では、暗い空からあられが激しく降っている様子がわかります。動画の終わりには雷鳴の轟も聞こえました。落雷により停電が発生するおそれもあります。

昼過ぎにかけては発達した雲が北陸を通過する予想です。あられが積もることによって滑りやすくなるので、車の運転や足元に注意してください。

夕方以降になると寒気が南下してくるため、平地でも雨から雪へと変わっていくところがほとんどです。
>>雨雲や落雷の状況をアプリで見る

元日にかけて大雪や吹雪に警戒

明日31日(金)大晦日をピークに、年明けの元日にかけて強い寒気が南下するため、日本海側は広い範囲で断続的に雪が降ります。特に東北南部から北陸にかけては活発な雪雲がかかり続ける予想で、山間部では多いところで新たに1m以上も積雪が増える予想です。積雪の急増により立ち往生など交通障害が発生するおそれがあるので、こまめに最新の情報を確認するようにしてください。吹雪による視界不良にも警戒が必要です。

また、すでに雪の積もっているところに雪が増えると雪崩が発生しやすくなるので注意してください。
>>1月1日にかけての積雪予想〔会員メニュー〕