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カルマン渦が九州の西海上に出現 雲の渦巻が整列

2021/12/30 11:00 ウェザーニュース

今日30日(木)、九州の西の海上に渦を巻く雲がきれいに並んでいる様子が気象衛星による雲画像で確認出来ます。「カルマン渦」と呼ばれる現象で、冬型の気圧配置が強まるタイミングで、しばしば現れることがあります。

九州の上空1500m付近には-6℃以下の冷たい空気が流れ込んで、海面水温との温度差が大きくなっています。強い北西の風が吹いているため、チェジュ島の風下側でカルマン渦が現れました。

カルマン渦発生の仕組み

カルマン渦発生の仕組み
上空の低いところを流れる風(→)が、山や島にぶつかり、後ろに回り込みます。山のすぐ後ろは風の流れがほとんどなく、両脇から回り込んだ風が巻き込むように山や島の後ろ側に入り込むため、淀むように雲の渦ができるのです。

周辺の風向きがある程度揃っていて、西高東低の冬型の気圧配置の時など、海面水温と空気の温度差によって雲が発生する時などに見られ、冬の間は出現機会が多くなります。
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参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構