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今日29日(水)の夕方は水星と金星が最接近 日の入り後は西南西の空に注目

2021/12/29 08:49 ウェザーニュース

今日29日(水)は、水星と金星が最接近し、日の入り後の西南西の低空に出現します。

5度未満まで近づき、数日間は双眼鏡の同一視野内で見ることができます。

水星は観測しづらい惑星

内惑星である水星は、地球から見ると常に太陽に近い方向に見えることになります。そのため、日の入り後の西の低空か、日の出前の東の低空にしか現れず、観測しづらい惑星です。今回は明るい金星が近くで輝くため、金星を目印にして水星を見つける好機となります。

日の入り30分後の高度が10度未満とかなり低いので、西南西の空が開けたところで観察してみてください。双眼鏡を使うと、より見やすくなります。

ただ、暗くなるにつれて見え始めるものの、太陽を追うように沈んでいくためあまり長い時間は見られません。

▼29日(水)の沈む時間(東京)
太陽 16:36頃
水星 17:47頃
金星 17:58頃

気になる日の入り後の天気は?

天気分布の予想 29日(水)17時
今日の夕方の天気は、日本海を進む低気圧や湿った空気の影響で、北日本では雪のところが多く、日本海側の沿岸部や北陸では雨が降る予想です。また、西日本も雲が広がり、日本海側や東シナ海側を中心に雨が降りやすい天気となります。残念ながら星空は雲の後ろに隠れてしまいそうです。

一方で、関東甲信や東北南部の太平洋側などで晴れる地域が多くなり、水星と金星の接近の観測ができそうです。日没後は一気に冷えるため暖かくして、お楽しみください。
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