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屋根からの雪下ろし事故に注意 作業は必ず複数人で

2021/12/28 17:29 ウェザーニュース

今回の寒波の影響で、近畿を中心に各地で12月として記録的な大雪となり積雪が増加しました。

除雪や排雪を進めたいところですが、雪かきや雪下ろしの際には、屋根からの転落や崩れた雪に埋もれてしまうなどの事故に注意が必要です。
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市街地で1メートル以上の積雪があるところも

▼28日(火)16時の積雪の深さ(主要都市)
青森 105 cm
秋田 59 cm 
山形 39 cm
富山 37 cm
福井 23 cm
鳥取 30 cm
彦根 50 cm
舞鶴 42 cm
 
市街地の風通しの良い場所でこれだけの雪が積もっているため、山沿いや吹きだまりとなっている場所では人の背丈を遙かに超える積雪となっているところもあります。
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転落/落雪に埋まる事故が多発 作業は複数人で

雪かきや雪下ろしの際には、屋根からの転落事故や崩れた雪に埋まるなどの事故、除雪機の操作誤りによる事故等が毎年多く発生しています。

以下のような点に注意するようにしてください。
・一人で作業しない
・建物の周りは落雪に注意
・屋根に登る際は命綱やヘルメットをつける
・除雪機の事故に注意
・休憩をとりながら作業する

特に、屋根からの落雪または積み上げた雪が崩れることによって、雪に埋まって脱出できなくなるケースが多くなっています。町内で一斉に作業を行うなどして複数人で作業を行っていれば、掘り出したり助けを呼びに行くなどで早期救助に繋がる可能性が高くなります。

雪は突然に崩れてきます。雪になれている地域の方でも決して油断をせず、今一度安全についてご確認いただき、事故のなよう注意してください。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿) エレファントジュビリー さん