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2021年 雪の時間No.1は「青森」 都道府県お天気ランキング第3弾

2021/12/29 15:00 ウェザーニュース

2021年も残りあと僅かとなってきました。

ウェザーニュースでは、企業向けに提供しているWxTech®サービスの「1kmメッシュ過去天気API」を用いて、都道府県庁の位置における1時間毎の天気を分析しました。

第3弾は「雪の降った時間」のランキング発表です。47都道府県庁の中で最も雪の時間が長かったのは、青森でした。
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東京(新宿)は37位 大阪は29位

今回の調査では、2021年1月1日〜12月20日の1時間毎の天気を集計し、「雪」「みぞれ」「大雪」の天気が出現した時間をカウントしました。降雪量のランキングではなく、雪の降った時間のランキングです。

1位は青森で744時間でした。年間のおよそ9%の時間で雪が降っていたことになります。

2位は北海道(札幌)で654時間、3位は富山で484時間でした。さらに4位石川(金沢)、5位新潟、6位山形、7位福井と400時間超のエリアが続きます。

上位の10道県は日本海側に集中していて、冬型の気圧配置の時に雪の降りやすい地域ばかりがランクインしています。

東京(新宿)は37位で11時間、大阪は29位で22時間でした。日本海側の地域と比べると、桁が違うのがわかります。

福岡や愛知(名古屋)も上位にランクイン

比較的緯度の低い西日本でも、鳥取や島根が10位前後にランクインしているほか、福岡も15位にランクインしています。

また、太平洋側の地域の中でも、21位の愛知(名古屋)などが比較的上位で目立っています。

普通、太平洋側の地域は高い山が雪雲を遮ることで雪は降りにくい傾向があります。ただ、名古屋など濃尾平野西部では、風向が北西からの時に雪雲を遮る山のないところを通って、日本海から雪雲が流れ込みやすいため、雪の時間が長かったと考えられます。

風向きの違いで雪の降りやすい地域が変わるため、名古屋以外の太平洋側の地域も油断は出来ません。
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