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北海道は1時間に10cm以上の積雪急増 午前を中心に強い雪に警戒

2021/12/28 08:06 ウェザーニュース

週末から続いていた一連の強い寒気の南下は、今日28日(火)午後にはピークを越える見込みです。

ただ、昨夜から今朝にかけて、北海道や日本海側で雪が強まり、局地的には1時間に10cmを超える激しい雪の降り方になりました。午前を中心に短時間の積雪急増に警戒が必要です。

局地的な激しい雪に警戒

雨雲雪雲の予想 28日(火)10時
日本海側から活発な雪雲が流れ込み、ところどころで雪の降り方が強まっています。

今朝になり北海道の石狩湾周辺に発達した雪雲見られ、ゆっくりと南下しています。夕張市では激しい雪により一気に積雪が増え、5時から6時は11cm、6時から7時は10cmと、1時間に10cm以上の雪が降りました。また、岩見沢市でも今朝7時までの3時間に新たに20cmの雪が積もりました。

今日はだんだんと上空の寒気のピークは越えていくものの、北海道や東北日本海側には、発達した雪雲が流れ込むタイミングがある見込みです。その場合は、1時間に5cmを超える強い雪が降り、風も強いために吹雪による視界不良にも警戒が必要です。また、吹き溜まりができて、車や家の窓などが埋もれてしまう可能性もあります。

雪が落ち着いているタイミングで、雪かきや屋根の雪下ろしを行っておくとよさそうです。除雪中の事故も多くなります。屋根の雪下ろしを行う際は、一人では行わず、必ず近所の方などと複数人で行うようにしてください。
>>最新の雨雲雪雲レーダー

近畿や東海は路面状況の悪化に注意

近畿や東海などは雪の峠を越えましたが、午前を中心に雪の降るところがあります。

日中は気温が上がり、雲の間から日差しの届くところもある見込みです。昼間は積もった雪がとけるものの、夜には凍り固まって道路がガタガタになったり、滑りやすくなるおそれもあります。

車の運転する際には十分に気を付け、雪道や凍ったところを歩く際にも滑らないようにいつもより慎重に、時間に余裕を持ってお出かけください。
>>この先の路面変化の予想〔会員メニュー〕

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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)北海道岩見沢市より