今日は日本海で異なる方向の風がぶつかって形成されるJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の影響で、山陰や近畿北部など西日本の日本海側で断続的に強い雪が降っています。

京都府舞鶴市は今日だけで38cmの新たな雪が積もっていて、12月の日降雪としては1953年の統計開始以来3位の記録的な大雪です。そのほか、鳥取市で21cm、兵庫県豊岡市で27cmと積雪が増えてきました。

15時の時点で鳥取県や兵庫県、京都府など山陰から北陸にかけての8つの府県に大雪警報が発表中です。
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明日27日(月)はJPCZが北上する予想で、強い雪の中心が北陸へと移っていきます。さらに上空の気圧の谷が通過するため、JPCZ周辺では雪雲が発達する見込みです。局地的には激しい雪となり、1時間に10cmを超えるような急激な積雪増加のおそれがあります。

JPCZの通過時は山沿いだけでなく、平野部でも雪が強まる予想です。北陸の沿岸部や平野部を通る主要な道路の積雪が増えた場合は、立ち往生が起きて大規模な交通障害につながることがあります。雪の強い時間帯の移動はできるだけ避け、やむを得ない場合はしっかりと準備をするようにしてください。

雪の降りやすい状況は28日(火)頃まで続き、新たに積もる雪の量は、秋田県から鳥取県にかけての山沿いを中心とする広い範囲で50cm以上、新潟県の山沿いの多い所ではさらに100cm以上に達する予想となっています。

山間部は短期間で大量の雪が降り積もるため新雪雪崩が発生しやすくなります。雪が大幅に増えた急な斜面では警戒が必要です。

JPCZが通過するタイミングでは雪雲が太平洋側まで広がり、近畿ではこれから明日朝、東海では今夜遅くから明日昼頃にかけて、積雪が予想されます。京都市で5～10cm、名古屋市でも1～3cm程度の雪が予想され、内陸部では道路も積雪状態となる所があります。

雪が積もらなくても冷え込みによって凍結するおそれがありますので、特に夜間から早朝にかけての車の運転は注意をしてください。
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