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強力な寒波で数日にわたり大雪や吹雪 1m超の雪の予想で立ち往生など警戒

2021/12/25 19:14 ウェザーニュース

日本列島に寒波が襲来しています。これから週明け28日(火)頃にかけて数日にわたって大雪や吹雪が続き、多い所では1m以上の新たな雪が積もる予想です。立ち往生や停電などのおそれがあるため、警戒が必要です。

3日間で山沿いは1m超の大雪を予想

寒気の南下に伴って日本海側は雪の範囲が広がり、北陸でも雨が雪に変わってきました。15時までの1時間に秋田県横手市では6cm、新潟県妙高市・関山では3cmの雪が降っています。

今夜以降は強い冬型の気圧配置が続き、週明けの28日(火)頃にかけて日本海側の広い範囲で断続的に雪が降る見込みです。先週の寒波に比べて雪の継続時間が長く、その分だけ積雪は多くなります。

今夜から28日(火)夜までの3日間で新たに積もる雪の量は、北陸の山沿いで1mを超える予想となっています。東北から山陰は内陸部の広い範囲で50cm以上が予想され、市街地でもドカ雪となる見込みです。積雪が急増することによって、それまでは普通に通行できた道路でも走行が困難になります。やむを得ず車での移動を行う場合は最大限の準備が必要です。
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JPCZ形成で雪雲は太平洋側まで拡大

26日(日)朝の雲の予想
明日26日(日)は、日本海の西部に発達した雲の帯が形成される予想となっています。

朝鮮半島の北部に位置する長白山脈の風下に出来る雲の発達しやすいライン、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)による雲です。周辺に比べて積乱雲が高い所まで発達し、それが山陰など西日本の日本海側に流れ込んで強い雪を降らせます。

JPCZの影響を受ける場合は、いわゆる里雪形となり、山沿いだけでなく沿岸部でも雪が強まります。また、今回は寒気が強いため、JPCZに伴う雲は関西エリアや濃尾平野など太平洋側にまで到達する予想です。普段、雪があまり降らない地域でも積雪のおそれがあり、年末の買い出しや帰省などで移動する場合は最新の気象状況や道路の状況をご確認ください。

吹雪により停電のおそれ 交通機関への影響も

雪と風のピーク
冬型の気圧配置が強まることで、東西の気圧差が大きくなります。全国的に北西の季節風が強く吹く見込みです。北海道や東北、北陸にかけての日本海側は瞬間的に30m/s以上、そのほかの日本海側や太平洋側でも25m/s以上に達する所があります。

強い雪に強風が加わって吹雪となり、視界不良によって高速道路が通行止めになることが考えられます。また、強風や暴風で鉄道の運行に影響の出るおそれがありますので、帰省などで移動を予定している場合は、気象情報に加えて運行情報もご確認ください。
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全国的に厳しい寒さ

寒波襲来の影響で全国的に厳しい寒さに見舞われます。明日26日(日)は東京都心の最高気温が今日に比べて8℃も低い6℃の予想、名古屋市は4℃、広島市や福岡市は3℃など5℃に届かない所も多くなります。

寒さの底は明後日27日(月)の朝で、東京都心や名古屋市などは氷点下の冷え込みとなる見込みです。週明けにかけては最大限の防寒対策が必要になります。
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