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明日から寒波襲来 日本海側で大雪 東海・関西も積雪のおそれ

2021/12/24 18:49 ウェザーニュース

明日12月25日(土)から日本付近は冬型の気圧配置が強まり、上空にはこの冬これまでで最も強い寒気が流れ込みます。

日本海側の地域を中心に降雪量1m以上の大雪となるおそれがあり、東海や関西など太平洋側の地域でも積雪の可能性があります。大雪や暴風雪による交通機関への影響などに警戒してください。
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北陸では週明けにかけ150cm以上の降雪も

荒天のピーク予想
25日(土)は北海道や東北で雪が降り、北陸~山陰でも雨がだんだんと雪に変わります。

26日(日)から27日(月)が強い寒気の流れ込みのピークで、東北や北陸、中国地方の山沿いでは大雪で降雪量が1mを超え、積雪深(雪の厚み)も1m以上になるおそれがあります。道路の通行止めなど交通機関への影響の他、雪崩(なだれ)や倒木、吹雪による視界不良などに警戒してください。北陸や山陰の平野部でも積雪深が20cm前後に達するまとまった雪になる可能性があります。

沿岸部では風も強まり猛吹雪になるおそれもあります。暴風雪の酷い間は安全な屋内で過ごすようにしてください。
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名古屋や大阪でも雪 積雪の可能性も

26日(日)から27日(月)にかけては、発達した雪雲が九州や瀬戸内、近畿、東海の各地にも流れ込み、市街地でも雪を降らせる可能性があります。

ウェザーニュースの予報では、名古屋市や大阪周辺、京都市などの都市部でも積雪の可能性があるとみています。風向きや気温等によって雪の降るエリアに変化が出るため、小まめに天気予報を確認するようにしてください。

少しでも雪が降るとノーマルタイヤでの走行は危険です。車を運転する場合は冬用タイヤやチェーン等の滑り止めが必要です。自転車やバイクの運転もお控えください。雪のやんだ後も路面凍結に注意が必要です。
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帰省の足に影響 行動計画の確認を

高速道路への影響予測
この大雪や暴風によって、電車の運転見合わせや高速道路の通行止めやチェーン規制、飛行機の欠航などが生じるおそれがあります。十分に準備して車を運転していても、峠道などでは他の車の立ち往生による車両滞留に巻き込まれることも考えられます。

冬休みに入って人の移動が増える時期ですが、帰省の足に影響が出ることが考えられるため、移動の計画がある方は気象情報・交通情報の確認をお願いします。
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週明けは極寒 関東なども水道管凍結のリスク

26日(日)~28日(火)にかけては、強い寒気の影響で気温も大幅に下がり、寒さの底となる27日(月)の朝は特に冷え込みが強まります。

東京では最低気温が-2℃の予想で、今季二度目の冬日になる予想です。車のフロントガラスの凍結、路面凍結、給湯器配管の凍結故障等にご注意ください。

内陸の都市部では-5℃を下回る可能性があります。水道管凍結のおそれがあるため、水抜き(水落とし)の操作を確認してください。
» 氷点下の日は水道管凍結に要注意 凍結防止する3つの方法