鏡餅はいつ飾る?
この鏡餅、いつからいつまで飾ればよいのでしょうか。
「地域によっても異なりますが、一般的には鏡餅は『正月事始め』である12月13日以降に飾ります。最近では、縁起が良いとされる末広がりの八がつく12月28日に飾り始める家庭が多いようです」というのは、平安時代初期に建立された東京の神社の宮司さんです。さらに、次のように続けます。
「飾り終えたお餅を下げて、お雑煮やお汁粉などにして食べる行事、“鏡開き”は関東と関西で異なっており、関東は1月11日、関西は1月20日とされています」
最近では真空パック入りの鏡餅も増えていますが、生のお餅をそのまま飾りたいという家庭もあるでしょう。その場合どうしても気になるのがカビです。
飾っていたらだんだんカビが生えてきた、という経験がある方も少なくないと思います。
「地域によっても異なりますが、一般的には鏡餅は『正月事始め』である12月13日以降に飾ります。最近では、縁起が良いとされる末広がりの八がつく12月28日に飾り始める家庭が多いようです」というのは、平安時代初期に建立された東京の神社の宮司さんです。さらに、次のように続けます。
「飾り終えたお餅を下げて、お雑煮やお汁粉などにして食べる行事、“鏡開き”は関東と関西で異なっており、関東は1月11日、関西は1月20日とされています」
最近では真空パック入りの鏡餅も増えていますが、生のお餅をそのまま飾りたいという家庭もあるでしょう。その場合どうしても気になるのがカビです。
飾っていたらだんだんカビが生えてきた、という経験がある方も少なくないと思います。
鏡餅のカビの防ぎ方
せっかくの縁起物の鏡餅、カビの発生を防ぐにはどうしたらよいでしょうか。宮城大学食産業学群教授の金内誠先生に伺いました。
「ご家庭で手軽に鏡餅のカビを防ぐには、まず素手で触らないことが第一ですが、その他にも様々な工夫でカビを予防することができます。代表的な予防法をいくつか紹介します」(金内先生)
「アルコールには除菌や消毒の効果があります。アルコールの中でも香りのない焼酎で35度以上のものが最も適しています。やり方としては焼酎をキッチンペーパーに浸みこませ、ビニール手袋をして鏡餅の表面を拭くのです。アルコールで表面が消毒されてカビが生えにくくなります」(金内先生)
チューブ入りのワサビやからしをキッチンペーパーに絞り出し、それを折って餅の底に敷いてください。ワサビもからしも抗菌作用があるので、ある程度のカビは防ぐことができます。ただ両方とも揮発してしまうので、時間が経ったら取り換えてください」(金内先生)
割り箸を餅のサイズより小さめに切り、餅と餅、餅と橙の間に挟みます。要は密着している部分をなくして風通しを良くし、カビの発生を防ぎます」(金内先生)
「ご家庭で手軽に鏡餅のカビを防ぐには、まず素手で触らないことが第一ですが、その他にも様々な工夫でカビを予防することができます。代表的な予防法をいくつか紹介します」(金内先生)
▼アルコールで拭く
「アルコールには除菌や消毒の効果があります。アルコールの中でも香りのない焼酎で35度以上のものが最も適しています。やり方としては焼酎をキッチンペーパーに浸みこませ、ビニール手袋をして鏡餅の表面を拭くのです。アルコールで表面が消毒されてカビが生えにくくなります」(金内先生)
▼ワサビやからしを置く
チューブ入りのワサビやからしをキッチンペーパーに絞り出し、それを折って餅の底に敷いてください。ワサビもからしも抗菌作用があるので、ある程度のカビは防ぐことができます。ただ両方とも揮発してしまうので、時間が経ったら取り換えてください」(金内先生)
▼割り箸を置く
割り箸を餅のサイズより小さめに切り、餅と餅、餅と橙の間に挟みます。要は密着している部分をなくして風通しを良くし、カビの発生を防ぎます」(金内先生)
カビ予防のために最適な場所は?
また鏡餅を飾る場所も影響するそうです。
「カビは高温多湿を好みます。鏡餅はリビングに、という方も少なくないと思いますが、カビのことを考えると気温の低い、風通しが良く湿度が低い玄関などに飾ってください。置く場所によってもカビの発生は違います」(金内先生)
そろそろ年末。正月飾りの象徴、鏡餅を飾って新しい年を迎える準備をしてみてはいかがでしょうか。
>>2022年 初日の出情報
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「カビは高温多湿を好みます。鏡餅はリビングに、という方も少なくないと思いますが、カビのことを考えると気温の低い、風通しが良く湿度が低い玄関などに飾ってください。置く場所によってもカビの発生は違います」(金内先生)
そろそろ年末。正月飾りの象徴、鏡餅を飾って新しい年を迎える準備をしてみてはいかがでしょうか。
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