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クリスマスのあとは極寒・大雪に 低温と大雪に関する早期天候情報

2021/12/20 16:02 ウェザーニュース

今日20日(月)、気象庁は「低温と大雪に関する早期天候情報」を発表しました。

24日(金)頃までは寒気の影響を受けにくく、気温は平年並か高くなるところが多いと予想されています。一方、クリスマスのあと26日(日)頃からは冬型の気圧配置が強まり、日本の上空には強い寒気が流れ込む予想です。5日間平均気温の平年差が「かなり低い」となる確率は30%以上と見込まれています。

27日(月)は東京でも氷点下の予想

25日(土)に低気圧や前線が通過したあと、日本付近は冬型の気圧配置が強まります。

26日(日)には上空1,500m付近で−6℃以下という、降水があれば平地で雪になる目安の寒気に北日本から西日本がすっぽりと覆われる見込みです。27日(月)にかけて寒気はさらに南下し、27日(月)は−9℃以下の寒気が関東や九州南部を除くほとんどの地域を覆うようになります。

関東より西の地域では、25日(土)までは最高気温が二桁のところが多いものの、26日(日)や27日(月)は一桁に転じ、最低気温は0℃から氷点下のところが多くなります。
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全国的に真冬の極寒になりますので万全な防寒が欠かせません。気温の急激な変化で体調を崩さないよう、体調管理をしっかりと行いましょう。

北日本や日本海側は大雪に厳重警戒

27日(月)の予想天気図
日本海側には「大雪に関する早期天候情報」も発表されています。強い寒気は28日(火)頃まで居座る見込みで、大雪や暴風雪に厳重な警戒が必要です。

▼発表された地域と降雪量の平年差
 北海道日本海側 142%以上
 東北日本海側 184%以上
 北陸 249%以上
 長野県北部・群馬県北部 199%以上
 岐阜県山間部 245%以上
 近畿日本海側 339%以上
 山陰 289%以上

山間部ではドカ雪となって、立ち往生が発生するおそれがあります。また、市街地でも積雪の増加や視界不良によって交通機関等に影響が出る可能性があります。仕事納めの時期にも重なり人の往来が多くなることが予想されますが、予定を変更できる方は早めに対策をとることも考えた方が良さそうです。
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早期天候情報とは?

原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、 5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に気象庁から発表されます。