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強い勢力の台風22号(ライ) 南シナ海で勢力が弱まる予想

2021/12/20 10:25 ウェザーニュース

12月20日(月)9時現在、台風22号(ライ)は南シナ海を北に進んでいます。

フィリピンを通過後に、南シナ海で再び「猛烈な」勢力にまで発達しましたが、勢力を落とし、強い台風となっています。

▼台風22号 12月20日(月)9時
 中心位置   南シナ海
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北 25 km/h
 中心気圧   970 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s
>>最新の台風情報

このあとも勢力が弱まり、熱帯低気圧へ

昨日9時の時点では台風のランクで最も強い「猛烈な」勢力となっていましたが、海面水温の低下や熱容量の低下、上空の風の強まりなどの影響で急速に勢力を落として、上から3番目の「強い」台風になりました。

このあとはだんだんと東寄りに進路を変えて、22日(水)頃までには熱帯低気圧に変わる予報となっています。

日本への直接の影響はない見通しですが、沖縄などに湿った空気の影響をもたらす可能性があるため、ウェザーニュースでは動向を注視しています。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風22号の名前「ライ (Rai)」はミクロネシアが提案した名称で、ヤップ島の石の貨幣のことを意味する言葉が由来です。
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