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冬の澄んだ夜空に浮かぶコールドムーン

2021/12/19 18:03 ウェザーニュース

今日12月19日(日)は今年最後の満月で、13時36分頃に満月の瞬間を迎えました。2021年の中で、地球から最も遠い満月でもあります。

東日本太平洋側を中心に、まん丸のお月様が見えています。
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12月の満月は英語で“コールドムーン”

農事暦における満月の呼び方
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前をつけていました。

農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは12月の満月を「コールドムーン(Cold Moon/寒月)」と呼ぶようです。

今年地球から最も遠い満月

12月の満月は、2021年に起きる満月としては最も遠い位置にあります。月は昨日12月18日(土)11時15分に遠地点(地球から最も遠ざかる点)を通過し、今日19日(日)13時36分に満月となります。

満月のときの地心距離(地球の中心と天体の中心の間の距離)は約40万6000キロメートル、月の視直径(角度で表す天体の見かけの大きさ)は29分26秒角です。

2021年で最も近い満月は5月26日でした。その時の満月と比較すると、視直径は約12%小さく、約22%暗くなります。直接並べての比較はできないため、差は分かりづらいですが、しっかり防寒をして今年最遠の満月をお楽しみください。
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満月(コールドムーン)を生中継

配信日時:19日(日)18時~

ウェザーニュースでは19日(日)18時~に、今年一番小さい満月を生中継でお届けします。

参考資料など

The Old Farmers' Almanac
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
小林謙三(チーム謙三)さん