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北陸や中部の山で積雪増 ドカ雪や立ち往生に警戒

2021/12/19 12:14 ウェザーニュース

西高東低の冬型の気圧配置と上空の強い寒気の影響で、日本海側を中心に雨や雪が降っています。

特にJPCZと呼ばれる発達した帯状の雪雲が流れ込む北陸や中部の山沿いでは、積雪の急増に警戒が必要です。
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北陸はJPCZで積雪が急増

JPCZとは「日本海寒帯気団収束帯」の略称で、朝鮮半島の北部に位置する長白山脈によって二分された冷たい風が合流して形成された雲の発達しやすいラインのことです。

JPCZは北陸周辺にかかりやすく、今日も発達した雪雲が流れ込み短時間で積雪が増しています。

新潟市では朝4時時点では1cmだった積雪が11時には12cmに到達、市街地でも路面にシッカリと雪が積もっています。

北陸の一部では雷や霰も観測されているため、午後も荒天に警戒してください。

また、11時20分現在、JRの信越本線では倒木の影響で運航に遅延が発生しており、今後も交通機関への影響に注意が必要です。

山沿いではドカ雪に要警戒

すでに大雪になっている内陸部や山沿いでは、今後ドカ雪となってさらに積雪が増すおそれがあります。

午前中だけで26cm積雪が増加した岐阜県の白川では、午後も断続的に雪が続くため新たに30cmを超える積雪の増加が予想されています。

急激な積雪増加に伴い、標高の高い道路では立ち往生等の発生にも警戒をしてください。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
コマテンキさん