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雪が落ち着いても今夜は路面凍結注意 明日は北陸、東北で雷雨や強雪に

2021/12/18 15:47 ウェザーニュース

上空の寒気はピークを過ぎたものの、東日本、北日本を中心に冬型の気圧配置が続いています。

日本海側では雪が断続的に降っており、積雪は依然として増加中です。今夜は冷え込みますので、路面凍結のおそれもあります。

積雪は依然としてじわじわ増加

山陰から北海道にかけての日本海側は今日18日(土)午後も広い範囲で雪が降っています。局地的には強く降っている所もあり、積雪は増加中です。15時までの6時間で新たに積もった雪の量は、福島県福島市・茂庭で20cm、岩手県西和賀町・湯田で14cm、鳥取県大山町で12cmを観測しました。

全国で最も積雪が多い青森県青森市・酸ケ湯は15時で130cmまで増加。そのほか、札幌市は51cm、新潟県湯沢町で44cm、広島県庄原市・高野で27cmの積雪となっています。
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今夜から明日朝は路面凍結に注意

19日(日)早朝の路面凍結予想
今夜にかけて雪の勢いは落ち着くものの、冷え込みが強まる予想となっています。ウェザーニュースによる明日19日(日)朝の路面凍結予想では、雪が多く積もった内陸部や山沿いは積雪状態が継続する見込みです。

湿った雪が積もった沿岸部ではシャーベット状になったり、デコボコの状態で凍結する可能性があるため、ハンドルを取られないよう注意が必要です。

また、あまり雪が積もらなかった地域でも、濡れた状態の路面が凍結するおそれがあります。一見すると濡れているだけに見えるブラックアイスバーンになる所もありますので、車の運転は慎重に行ってください。
» 路面凍結予報(会員向け)

北陸、東北は雷雨や強雪に注意

19日(日)昼の雪・雨の予想
明日は日本海で低気圧が発生して東に進み、周辺は大気の状態が不安定になります。発達した雲が午前中から昼過ぎにかけて北陸から東北を通過する予想です。

今日よりも寒気が弱まる分、沿岸部は雪ではなく雨になり、雷や霰(あられ)を伴うおそれがあります。内陸部や山沿いは雪で、局地的には強い雪となりますので、積雪が急増する見込みです。これまでに積もった雪よりも湿っていることが想定され、路面状況が悪くなったり、山間部では雪崩の発生につながる可能性がありますので、注意をしてください。
» GPS検索 ピンポイント予報

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
Koichiさん