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福岡で初雪を観測 九州では今季1番目 平年より1日早い冬の便り

2021/12/17 19:34 ウェザーニュース

今日12月17日(金)、福岡で初雪が観測されました。平年より1日早く、昨季より2日遅い観測です。

九州の気象台で初雪の観測が発表されるのは今季初めてです。

その後、佐賀、長崎、熊本、下関(山口)、岡山、広島、高知でも初雪の観測が発表されました。
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気温は8℃程度 九州市街地では積雪の可能性は低い

北九州方面でみぞれの投稿が目立つ。福岡市周辺では晴れの報告も多い。
上空から雪の粒が降ってくる際に、気温が高いと途中でとけて雨になりますが、同じ気温でも湿度が低いと雪のまま降ってくることがあります。

今日の福岡周辺は晴れているところもあるものの、時折北から雨雲が流れ込んでいます。気温が8℃程度とさほど低くはないものの、湿度は40%台と低かったため、みぞれ(雪まじりに降る雨)が降ったものとみられます。みぞれの場合も初雪として記録されます。

気温が0℃よりも十分高く、地面もさほど冷えていないことから、九州の市街地では積雪の可能性は低いとみられます。
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寒気は明日にかけてさらに強まる

九州北部や中国地方の上空には、高度1500mで−6℃の寒気が流れ込んでいます。降水があれば平地でも雪になる目安といわれる強さの寒気です。

寒気の流れ込みは今後さらに強まり、あす18日(土)の朝には西日本と東日本のほぼ全域を、高度1500mで−6℃の寒気が覆います。

この寒気の流れ込みは、西日本では明日18日(土)いっぱいかけて続く見込みで、山沿いを中心に断続的に雪が降る可能性があります。

北近畿や中国地方では市街地でも雪が降って積もる可能性があります。積雪や路面凍結のおそれがあるため、車の運転はスリップに注意し、転倒等にお気を付けください。
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