富士山頂付近には16時過ぎに小さな笠雲が現れ、わずか30分足らずの間にみるみる大きくなっていきました。笠雲が最も大きく広がったタイミングで沈みゆく夕日に照らされて、うっすらとオレンジ色に染まっています。

西から低気圧や前線が近づいている影響で湿った空気が流れ込み、海抜3000m付近では20m/sを超える強風が吹いていることから、笠雲が発生したと考えられます。

富士山周辺は低気圧の影響で今夜遅くの日付が変わる頃から雨が降り出す見込みです。今日の笠雲は今夜降り出す雨の前兆と言えます。富士山頂付近は雪になるため、天気が回復する明日17日(金)の午後には、化粧直しをした姿が見られそうです。
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