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気象庁1か月予報 全国的に寒い年越し 大雪にも注意

2021/12/16 15:07 ウェザーニュース

今日16日(木)、気象庁は12月18日から1月17日までの1か月予報を発表しました。

12月下旬以降は日本付近に寒気が流れ込みやすく、年末年始にかけて全国的に寒くなる見込みです。日本海側は大雪のおそれがありますので、長距離の移動を予定している場合は、無理のない計画を立てるようにしてください。

厳しい寒さの年越しに

この先1か月の気温予想
「極渦(きょくうず)」と呼ばれる北極付近で形成された寒気の塊が南下するため、12月下旬以降は日本付近に寒気の流れ込みやすい状況が続きます。特に年末から年始にかけて極渦が最も南下すると見られ、厳しい寒さの中で年越しとなる可能性が高まってきました。

1か月の平均気温は西日本や北陸、北海道で平年よりも低く、関東甲信や東海などは平年並みか低い予想となっています。年の瀬の忙しい時期に厳しい寒さとなりますので、普段以上にしっかりと体調管理を行う必要があります。

年末年始の移動は大雪に注意

この先1か月の降水量予想
12月下旬から年明けにかけては冬型の気圧配置になる日が多い予想となっています。日本海側で雪や雨が降り、太平洋側で晴れる冬の天気分布となる見込みです。

1か月の降水量は日本海側で平年並みか多く、太平洋側で平年並みか少ない予想となっています。冬の天気分布がより顕著に出やすい傾向です。

北日本と北陸には低温と大雪に関する早期天候情報が発表されました。22日(水)頃からの5日間の平均気温が平年よりも大幅に低く、雪の量が多い可能性が高くなっています。また、近畿北部は26日(日)頃から大雪のおそれがあるとして、大雪に関する早期天候情報が出ています。これまで雪が少なかった地域でも一気に積雪が増加する見込みです。

年末年始の移動の時期も大雪のおそれがありますので、無理な移動の計画は避けるようにしてください。
>>詳細 この先3か月間の天気傾向