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台風22号(ライ)「台風の目」がはっきり フィリピンは災害に警戒

2021/12/16 11:47 ウェザーニュース

12月16日(木)9時現在、非常に強い台風22号(ライ)は、フィリピン・ミンダナオ島の東を西北西に進んでいます。

急速に発達して、小さく引き締まった「台風の目」が衛星画像から見られます。

▼台風22号 12月16日(木)9時
 中心位置   ミンダナオ島の東
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     西北西 25 km/h
 中心気圧   950 hPa
 最大風速   50 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 70 m/s
>>最新の台風情報

24時間で50hPaの急発達

16日(木)9時 衛星雲画像(情報通信研究機構(NICT)より)
台風22号の中心気圧は、9時までの24時間に50hPa低下していて、最大風速50m/sの非常に強い勢力になっています。

台風22号は発達のピークを迎えているとみられ、明日17日(金)にかけて非常に強い勢力でフィリピンを通過する予想です。フィリピンでは暴風雨や高波、高潮等に厳重な警戒が必要です。

その後は南シナ海に進み、来週には勢力を落とす予想です。日本への直接の影響はない見通しです。

12月の台風発生も珍しくはない

平年の台風発生数
台風22号は今年12月に入ってから1つめに発生した台風です。

12月の台風発生数の平年値は1.0個ですので、台風が発生すること自体は珍しいことではないといえます。

なお、平年の年間台風発生数は25.1個ですので、今年の発生数は平年よりも少ないペースとなっています。
>>GPS検索 ピンポイント予報

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風22号の名前「ライ (Rai)」はミクロネシアが提案した名称で、ヤップ島の石の貨幣のことを意味する言葉が由来です。
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