無理しがちな年末年始
寒さが厳しくなるうえに、一年間の仕事の疲れなどで体への負担が大きくなる時期でもあります。さらに年末年始は、クリスマスや忘年会、お正月とイベントも続きます。
源保堂鍼灸院(東京都渋谷区)の瀬戸郁保先生は、「この時期はとにかく胃腸に負担をかけやすい」と心配します。胃腸の具合が悪くなると、飲食物からの栄養をきちんと摂れなくなってしまいます。
「東洋医学では、飲食物からのエネルギーを『後天の気』として、とても大切に考えています。胃腸が弱れば活動するためのエネルギーが補給できず、体が冷えやすくなったり、免疫力も下がってしまいます。楽しみが多い年末年始ですが、胃腸を壊してかぜをひいては元も子もありません」(瀬戸先生)
源保堂鍼灸院(東京都渋谷区)の瀬戸郁保先生は、「この時期はとにかく胃腸に負担をかけやすい」と心配します。胃腸の具合が悪くなると、飲食物からの栄養をきちんと摂れなくなってしまいます。
「東洋医学では、飲食物からのエネルギーを『後天の気』として、とても大切に考えています。胃腸が弱れば活動するためのエネルギーが補給できず、体が冷えやすくなったり、免疫力も下がってしまいます。楽しみが多い年末年始ですが、胃腸を壊してかぜをひいては元も子もありません」(瀬戸先生)
胃腸に効くツボ3選
食欲がない、胃もたれがするなど、胃腸が疲れている人にオススメのツボを3つ教えてもらいました。すべて10〜20秒ぐらい押すとよいそうです。
足三里(あしさんり)
膝の皿を同じ側の手の人差し指と親指で囲み、中指をまっすぐ伸ばしたところにあるツボです。
「胃腸の弱りに定番のツボが足三里です。胃の蠕動運動(ぜんどううんどう)を活発にして、胃酸をほどよく出す働きがあります。
『奥の細道』で知られる俳人・松尾芭蕉もお灸をすえて、胃腸の働きをよくして旅に備えたといいます。このツボは、やや強めに押しても大丈夫。ぎゅーっと10~20秒くらい押します」(瀬戸先生)
「胃腸の弱りに定番のツボが足三里です。胃の蠕動運動(ぜんどううんどう)を活発にして、胃酸をほどよく出す働きがあります。
『奥の細道』で知られる俳人・松尾芭蕉もお灸をすえて、胃腸の働きをよくして旅に備えたといいます。このツボは、やや強めに押しても大丈夫。ぎゅーっと10~20秒くらい押します」(瀬戸先生)
通関(つうかん)
みぞおちと臍(へそ)を結んだ線の真ん中から両側約1.5cm(親指の半分)のところにあるツボです。
「逆流性胃腸炎のように胃液が上がってくる症状や、消化不良、胃が荒れて口内炎や口角炎ができるときに効果があります。あまり強く押しすぎず、10~20秒くらいゆっくり押しましょう」(瀬戸先生)
「逆流性胃腸炎のように胃液が上がってくる症状や、消化不良、胃が荒れて口内炎や口角炎ができるときに効果があります。あまり強く押しすぎず、10~20秒くらいゆっくり押しましょう」(瀬戸先生)
豊隆(ほうりゅう)
外くるぶしと膝の皿の下を結んだ線の真ん中の高さで、足の脛(すね)の骨から指2本分外側にあるツボです。
「胃と十二指腸によいツボです。消化が悪かったり、胃のあたりがムカムカしたりするときに効果があります。やや強めに押しても大丈夫なので、ぎゅーっと10~20秒くらい押します」(瀬戸先生)
年末年始は、食事を楽しむ機会も増えます。「消化によい食べ物は大根です。食べ過ぎたというときは、大根おろしで締めるのもおすすめです」(瀬戸先生)
新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなども油断はできません。胃腸から健康を守り、免疫力が下がらないようにしていきましょう。
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「胃と十二指腸によいツボです。消化が悪かったり、胃のあたりがムカムカしたりするときに効果があります。やや強めに押しても大丈夫なので、ぎゅーっと10~20秒くらい押します」(瀬戸先生)
年末年始は、食事を楽しむ機会も増えます。「消化によい食べ物は大根です。食べ過ぎたというときは、大根おろしで締めるのもおすすめです」(瀬戸先生)
新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなども油断はできません。胃腸から健康を守り、免疫力が下がらないようにしていきましょう。
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