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北日本から北陸は大雪に警戒 風も強まり沿岸を中心に暴風雪に

2021/12/13 09:55 ウェザーニュース

日本海を進んでいる低気圧が急速に発達して、今日13日(月)は冬型の気圧配置が強まります。北日本を中心に風が非常に強まっており、北海道や東北の一部には暴風雪警報が発表されています。猛吹雪に警戒が必要です。

また、強い寒気も南下するため、内陸部や山沿いは積雪が一気に増えるような強い雪になるおそれがあります。

山沿いでは30cm以上も積雪が増える

24時間予想積雪量 14日(火)7時まで
北日本の上空には強い寒気が流れ込んでおり、北日本を中心に雪が降っています。今朝7時の積雪深は、北海道上川地方にある幌加内町で56cm、名寄市で28cm、札幌では7cm、旭川では6cmとなっています。

明日14日(火)朝までに、北海道の内陸部や山沿い、東北南部から北陸の山沿いで30~50cmも新たに積雪が増える予想です。発達した雪雲がかかり続けると、1時間に5cm以上のペースで一気に積雪が増えることも予想されます。

東北北部や北海道は市街地でも10cm前後の雪が積もる見込みですので、車での移動は十分な注意が必要です。
>>最新の雨雲雪雲レーダー

北日本は猛吹雪となるところも

予想天気図 13日(月)9時
北海道の北で低気圧が急速に発達しているため、風も非常に強まっています。今朝7時までに観測された最大瞬間風速は、北海道えりも岬で36.0m/s、秋田県八峰町の八森で29.7m/s、秋田市で28.7m/sなど、沿岸部を中心に25m/sを超える暴風が吹き荒れています。

このあと今日いっぱいは北日本から北陸の日本海側は風が強い状態が続き、広い範囲で平均でも風速15m/s以上、瞬間的には30~35m/sの暴風が吹き荒れる予想です。

雪が降るところにこれだけの強い風が吹き荒れるため、沿岸部を中心に猛吹雪となって視界が非常に悪くなります。雪や風のピーク時にはホワイトアウトとなって、見通しが全く効かないことも考えられますので、できるだけ移動を避けるようにしてください。鉄道や高速道路などの交通機関への影響も出てくるため、最新の運行情報や通行止め情報の確認も必要です。
>>このあとの積雪予想を確認〔会員メニュー〕

新潟では初雪を観測

今シーズンの初雪観測状況
今朝、新潟地方気象台から初雪を観測したと発表がありました。平年より17日遅く、昨季より34日遅い観測です。

北陸では、夕方までは雷を伴った雨や雪、突風やあられにも注意が必要です。
>>詳しい天気をアプリで見る

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)ポメさん