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明日は冬の嵐に警戒 北日本から北陸は大雪や暴風雪のおそれ

2021/12/12 15:41 ウェザーニュース

今日12日(日)、日本海を進んでいる低気圧はこれから急発達します。

明日13日(月)は冬型の気圧配置が強まり、北日本を中心に猛吹雪に見舞われるおそれがあります。内陸部や山沿いは積雪の急増する所もある見込みです。

山沿いは30cm以上の積雪のおそれ

今日午後は低気圧の影響で北日本や北陸では雨の所が多くなっています。今夜以降は強い寒気が流れ込んでくるため、北海道から雪へと変わってくる見込みです。明日朝には平地で雪を降らせる目安の、上空1500m付近で-6℃以下の寒気が北日本から北陸、山陰まで南下する予想で、雪の範囲が拡大していきます。

今夜から明後日14日(火)朝までの積雪の増加量は、北海道の内陸部や山沿い、東北南部から北陸の山沿いで30~50cmの予想となっています。現在はほとんど雪が積もっていない地域でも、一気に積雪状態となります。東北北部や北海道は市街地でも10cm前後の雪が積もる予想で、車での移動は十分な注意が必要です。
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北日本は猛吹雪となる所も

低気圧が発達するため、風も強まります。特に北日本から北陸の日本海側は風が強く、広い範囲で平均15m/s以上の風が吹き荒れる見込みです。瞬間的には1.5~2倍の風速になるとみられ、30m/s以上の暴風が予想されます。

雪が降る所にこれだけの風が加わるため、猛吹雪となって視界が悪くなります。雪や風のピーク時にはホワイトアウトとなって、見通しが全く効かないことも考えられますので、できるだけ移動を避けるようにしてください。鉄道などの交通機関への影響も出てくるため、最新の運行情報も確認が必要です。

関東や東海でも北西の風が吹き抜けやすい所では10m/s前後の強風となる予想です。空気が乾燥しますので、火の取り扱いに注意をしてください。
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全国的に冬本番の寒さ

13日(月)の天気と気温
強い寒気が南下するため、全国的に今日よりも気温が大幅に低くなります。晴れる関東から西の太平洋側でも最高気温は15℃に届きません。東京都心は今日より4℃低い13℃、鹿児島市は8℃も低い12℃の予想です。関東は冷たい木枯らしが吹きますので、気温の数字以上に寒く感じられます。

雪や雨が降る北日本から北陸にかけての日本海側は朝からほとんど気温が上がらない予想となっています。北海道や東北北部は昼間でも0℃前後の厳しい寒さで、真冬の防寒が必要な一日です。
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