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七十二候「熊蟄穴」 熊は冬眠時期ですが油断禁物

2021/12/12 05:00 ウェザーニュース

今日12月12日からは七十二候「熊蟄穴(くまあなにこもる)」。

この時期は、熊たちが寒い冬を乗り越えるために穴にこもる頃です。

冬でも油断大敵

熊が冬眠する時期は、12月~4月と言われています。ただ、個体差や生息している場所、さらには周辺の食料状況によって、冬眠する時期にはだいぶばらつきがあるようです。

熊は冬眠中の眠りが浅く、ちょっとした刺激で起きだすことがあるとか。冬でも熊に遭遇する確率はゼロとは言えません…。

岩の隙間や木の根元には近づかない!

ツキノワグマが冬の間こもる穴には、自然にできた岩の隙間や木の根元の穴、樹洞などがあります。

先ほど説明した通り、熊はちょっとした刺激でも眠りから覚めてしまうので、上記の場所には近づき過ぎないよう心がけてください。

冬眠明けは事故多発

冬眠前の準備期間(9月~11月)は、危険な時期として認識されていますが、それ以上に警戒しなければならないのが冬眠明け。

メスの熊は冬眠中に子供を産むため、出てくる時には子連れになっています。母熊は本能的に子熊の危険を感じて人間を攻撃してくる恐れもあるため非常に危険です。さらに、冬眠明けは食べものを求めて活発に行動するので、注意が必要なんです。

アウトドアが趣味の方は、熊についての知識をある程度深めたうえで、山や森をお楽しみください。

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参考資料など

【参照・参考元】
環境省「クマに注意ー思わぬ事故を避けようー」(https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5-4a/kids/full.pdf)
岩手県田野畑村ホームページ「冬眠明けのクマに注意しましょう!」(http://www.vill.tanohata.iwate.jp/docs/2015072800180/)
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン
(WWFジャパン)「シリーズ:クマの保護管理を考える(7)クマの冬眠の謎にせまる」(https://www.wwf.or.jp/activities/2012/05/1065631.html)