明け方の観測は明日頃までが限界か
レナード彗星は今年1月に発見された彗星で、12月頃に明るくなるのではないかと予想されていました。地球に最も近づくのは明日12日(日)で、1月3日(月)に太陽に一番近づきます。
12月前半は明け方の空に出現していましたが、地球から見て太陽に近づく向きに移動しているため、東の空から昇る時刻はだんだんと日の出時刻に近づいています。
12月前半は明け方の空に出現していましたが、地球から見て太陽に近づく向きに移動しているため、東の空から昇る時刻はだんだんと日の出時刻に近づいています。
明日12日(日)が観測の限界となりそうで、13日(月)と14日(火)は日の出前の薄明の空に昇ってくるため、背後の空が明るくなって観測は難しくなります。その後は太陽よりも彗星のほうが後から昇ってくるため朝の観測は出来ません。
今月後半は日の入り後の西の空に
12月後半には日没後の西の空に沈みゆくレナード彗星を見ることが出来るようになります。
日没後のレナード彗星の高さはあまり高くなく、年末にかけて日没1時間後の高度は10度程度以内の日が続きますので、観測はあまり易しいとは言えません。彗星の見た目の明るさもだんだんと暗くなっていくとみられます。
日没後のレナード彗星の高さはあまり高くなく、年末にかけて日没1時間後の高度は10度程度以内の日が続きますので、観測はあまり易しいとは言えません。彗星の見た目の明るさもだんだんと暗くなっていくとみられます。
彗星と見間違いやすい現象
日の入り前後の西の空には、彗星のような白く光る線状のものが見えることがあります。これらは夕陽に照らされた飛行機雲などの雲であることが多いようです。
彗星の場合は日没後の十分に暗くなった夜空でないと見えません。動く速度は太陽などの沈む速さとほとんど同じため、数分で位置を変えて見えなくなるようであれば、それは雲かもしれません。
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彗星の場合は日没後の十分に暗くなった夜空でないと見えません。動く速度は太陽などの沈む速さとほとんど同じため、数分で位置を変えて見えなくなるようであれば、それは雲かもしれません。
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