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伊豆大島近海で地震が頻発
過去にも同様の活動が目立つ

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2021/12/07 12:19 ウェザーニュース

昨日6日(月)から伊豆大島近海で地震が頻発しています。今日7日(火)になり、回数は減少したものの、10時48分頃にはマグニチュード3.2、震度2を観測する地震が発生しました。

週末以降、有感地震は20回以上

伊豆大島近海では4日(土)~5日(日)にかけて震度1~2を観測する地震が5回発生。6日(月)13時40分頃の地震の後は、有感地震が頻発し、6日(月)24時までに23回を観測しています。

昨夜遅くから今日7日(火)の朝は地震が小康状態になっていたものの、11時前に最大震度2の地震が起きました。

地下のマグマに起因する地震が多い

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2001年以降の活動状況
伊豆大島付近から伊豆半島東部にかけての地震は、地下のマグマ活動に起因するものが多く見られます。

今年4月にも今回の震源域の少し北西側の領域で地震が多発しました。4月21日にはマグニチュード4.3、震度3の地震が起きるなど、有感地震は18回に達しました。

伊豆大島の西側から伊豆半島東部にかけては過去にも多くの地震が発生しています。

今回のような地震活動がすぐに火山の噴火につながる訳ではなく、現時点で伊豆大島・三原山の活動状況に変化は見られていません。ただ、1986年の三原山の噴火から25年が経ち、地下深部にはマグマが供給された状態にあると考えられています。今後の活動には注意が必要です。
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