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ふたご座流星群は14日(火)に極大 1時間に20〜30個の流星出現

2021/12/07 13:38 ウェザーニュース

ふたご座流星群は出現する流星数の多さから、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と共に「三大流星群」の一つとされています。

今年は12月14日(火)夕方16時頃に活動のピークを迎える予想です。

1時間あたり20~30個流れる

13日(月)・14日(火)の21時頃 東の空(東京)
★極大予想 12月14日(火) 夕方16時頃
★母天体  ファエトン(小惑星)

今年は14日(火)夕方16時頃に活動が極大を迎えます。見頃は、13日(月)宵から14日(火)明け方、14日(火)宵から15日(水)明け方です。

ふたご座流星群は、好条件のときには1時間あたり50個以上見えることもあります。アストロアーツ社によると、今回は13日・14日ともに26時ごろまで上弦過ぎの月明かりが空を照らし、見晴らしが良いところでは1時間あたり20~30個ほどの流れ星が見られるとのことです。

より流れ星を見やすいのは、月が沈んだ未明~明け方となります。また、数は減るものの、前後数日間は見ることができそうです。

放射点のあるふたご座は、東京では18時頃から空に昇りはじめます。放射点が空高くに昇るにつれて流星の数も増えてきます。しっかりと防寒をして、空全体をぼんやり眺めるようにして流星観測をお楽しみください。

ふたご座流星群の特徴は?

(1)毎年、多くの流星が出現
毎年同じ時期に、安定して多くの流星が出現する、当たり外れの少ない流星群といえます。極大日の夜には、およそ1分から2分で1つ流れ星が見える計算です。

(2)ほぼ一晩中観測が可能
流星群に属する流れ星は、放射点という天球上の一点から流れます。ふたご座流星群は、その名の通り冬に見頃を迎えるふたご座に放射点があるため、夜の早い時間に放射点が地上に昇ってきます。このため、活動期にはほぼ一晩中ふたご群の流星を観測することが可能です。

(3)極大日を過ぎると流星数は一気に減少
ふたご座流星群は、活動のピーク後に短時間で活動が一気に低下するという特徴があります。

13日(月)夜〜翌日未明の天気は?

ふたご座流星群 12月13日夜〜14日未明
流星群が見られる13日(月)の夜以降、日本付近は冬型の気圧配置になる予想です。

西日本の太平洋側は雲が少なく、流星を探すのに好条件な天気となります。夜は冷え込むため、防寒対策をしっかりとして星空観測をお楽しみください。

関東を含む、北日本や東日本の太平洋側、沖縄では、前線が離れていく深夜から翌14日(火)未明にかけての遅い時間ほど観測チャンスがあります。また、西日本の日本海側は雲の隙間から、流星を見られるかもしれません。

北日本や東日本の日本海側は雨や雪が降り、残念ながら観測には向かない夜になりそうです。
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