トカラ列島近海では4日(土)12時32分頃にマグニチュード2.9、震度1の地震が起きて以降、有感地震が相次いでいます。

昨夜からは震度3以上を観測する地震が増加し、5日(日)11時14分頃には一連の活動で最大のマグニチュード4.8の地震が発生。十島村・悪石島で震度4、小宝島で震度3の揺れを観測しました。有感地震の回数は11時30分の時点で91回に達しています。

トカラ列島近海ではこうした群発地震がしばしば発生しています。最近では今年4月9日頃から地震が頻発し、4月10日には1日で100回を超える有感地震が起きました。活動のピークだった10日から12日の3日間で、震度4を5回観測しています。今回の活動も4月とほぼ同じ領域です。

また、2000年10月の活動時は最も強いものでマグニチュード5.9の地震が起き、震度5強を観測。震度5弱の地震も2回発生しました。

過去の活動から活発な状況は数日程度続くケースが多くなっています。震源に近い悪石島や小宝島などでは、最大震度は4～5強程度に達する可能性がありますので、倒れやすい家具や棚の上などの落ちやすいものがないか念のため確認するようにしてください。
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