気象衛星でも噴煙を観測

スメル火山(Semeru/標高3676m)は、インドネシアのジャワ島の東部にある火山です。インドネシアに点在する活火山と同様に、たびたび噴煙を1万メートル以上に噴き上げる噴火を起こしていて、火砕流や泥流を発生させることもあります。
今回の噴火では、噴煙を対流圏の上端付近まで噴き上げたとみられ、気象衛星ひまわりからも噴煙を確認しました。
今回の噴火では、噴煙を対流圏の上端付近まで噴き上げたとみられ、気象衛星ひまわりからも噴煙を確認しました。
噴煙の状況次第では航空機に影響も
スメル火山上空では、高空では北東から南西に、低空では東から西に風が吹いていて、噴煙は南西〜西方向に流れています。
噴火により多量の火山灰が大気中に放出されると、それを吸い込んだ飛行機のエンジンが停止したり、操縦席の窓ガラスに傷が付いて見通しが利かなくなるなど、航空機の運航へ重大な影響を及ぼすおそれがあります。
今後の火山灰の状況次第では、ジャワ島を発着する旅客機をはじめ、インドネシア付近を通過する国際線の航空便の経路変更などで、遅延等の影響が生じる可能性があります。
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噴火により多量の火山灰が大気中に放出されると、それを吸い込んだ飛行機のエンジンが停止したり、操縦席の窓ガラスに傷が付いて見通しが利かなくなるなど、航空機の運航へ重大な影響を及ぼすおそれがあります。
今後の火山灰の状況次第では、ジャワ島を発着する旅客機をはじめ、インドネシア付近を通過する国際線の航空便の経路変更などで、遅延等の影響が生じる可能性があります。
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参考資料など
衛星画像:NICT ひまわりリアルタイムWeb