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じつは冬至より前にピーク 今が「日の入りが一番早い」時期

2021/12/04 16:02 ウェザーニュース

今年は12月22日(水)に二十四節気「冬至」を迎えます。冬至は昼間の太陽が最も低く、一年の中で最も昼の時間が短くなる日です。

しかし、昼の長さが最も短いからといって、冬至の日が日の入り時刻が最も早く、日の出時刻が最も遅くなるわけではありません。

日の入りは少し前、日の出は少し後が一番に

冬至と日の出・日の入りの解説
こちらは、冬至前後の日の入り時刻と日の出時刻の関係を表した模式図です。

じつは、日の入りが最も早いのは冬至よりも前の時期で、ちょうど今頃が一年の中で最も日の入りが早い時期となります。一方、日の出が最も遅くなるのは冬至よりも後の時期で、ちょうどお正月の頃にあたります。その中間頃に当たる冬至が、昼間の長さが(日の出から日の入りまで)が最も短い日なのです。

これは、地球が太陽のまわりを回る面(公転面)に対して自転の軸が傾いていることや、太陽のまわりを回る軌道(公転軌道)が真円形でないことなどが理由です。なお、一年の中で日の入りが最も早い日や、一年の中で日の出が最も遅い日は、国内でも南北で差があります。

昼間はそれほど寒さを感じないような日でも、日が暮れると一気に気温が下がります。夕方までに帰宅するからと思って油断をせず、外出時は暖かな服装をお選びください。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
ハミさん