プレート境界よりも浅い所で発生
地震の震源は紀伊水道で規模はマグニチュード5.4、深さは18kmと推定されています。
今回の震源付近におけるプレート境界の深さは30km程度と考えられています。2001年以降の震源の分布を見ると、プレート境界とみられる地震は紀伊半島の南端で深さ20~30km程度、今回の震源周辺では30~40km程度で多く発生しています。
また、それとは別に深さ10~20km程度の所で地震が多く起きており、今回はこちらの地震とみられ、気象庁も地殻内で発生した地震としています。(図内右枠の南北断面を参照)
今回の震源付近におけるプレート境界の深さは30km程度と考えられています。2001年以降の震源の分布を見ると、プレート境界とみられる地震は紀伊半島の南端で深さ20~30km程度、今回の震源周辺では30~40km程度で多く発生しています。
また、それとは別に深さ10~20km程度の所で地震が多く起きており、今回はこちらの地震とみられ、気象庁も地殻内で発生した地震としています。(図内右枠の南北断面を参照)
南海トラフ地震の発生可能性に変化はないとみられる
南海トラフ巨大地震の想定震源域の近くで起きた地震ではありますが、前述の通り、地震がプレート境界ではなく地殻内で発生したこと。地震の規模がそれほど大きくないことから、気象庁は南海トラフ巨大地震の発生可能性が平常時より高まっていることはないと伝えています。
ただ、政府の地震調査研究推進本部は南海トラフ巨大地震が10年以内に発生する確率が30%程度、30年以内に発生する確率が70~80%としています。今回の地震が直接的な影響を及ぼさないとしても、今後の地震発生に対する備えは引き続き欠かせません。
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ただ、政府の地震調査研究推進本部は南海トラフ巨大地震が10年以内に発生する確率が30%程度、30年以内に発生する確率が70~80%としています。今回の地震が直接的な影響を及ぼさないとしても、今後の地震発生に対する備えは引き続き欠かせません。
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