ピナツボ火山は30年前に大規模な噴火
ピナツボ火山(PINATUBO/標高1486m)は、ルソン島の首都マニラから約100kmの距離にある火山です。
1991年6月には、20世紀における地球上で最大規模とされる噴火が発生しました。当時、現地では降り積もった火山灰や火砕流によって大きな被害に見舞われています。また、上空3万mの成層圏まで噴き上げられた噴出物が地球全体に拡散され、北半球の平均気温が下がったと考えられています。
本日昼過ぎの噴火は、1991年のような大規模の噴火ではないとみられますが、今後の火山活動を注視する必要があります。
1991年6月には、20世紀における地球上で最大規模とされる噴火が発生しました。当時、現地では降り積もった火山灰や火砕流によって大きな被害に見舞われています。また、上空3万mの成層圏まで噴き上げられた噴出物が地球全体に拡散され、北半球の平均気温が下がったと考えられています。
本日昼過ぎの噴火は、1991年のような大規模の噴火ではないとみられますが、今後の火山活動を注視する必要があります。
噴煙の状況次第では航空機に影響も
現在はピナツボ火山上空の風は弱く、火山灰は大部分が火山の周辺に降下し、一部が北西側の南シナ海に広がる予想です。
噴火により多量の火山灰が大気中に放出されると、それを吸い込んだ飛行機のエンジンが停止したり、操縦席の窓ガラスに傷が付いて見通しが利かなくなるなど、航空機の運航へ重大な影響を及ぼすおそれがあります。
今後の火山灰の状況次第では、フィリピンを発着する旅客機をはじめ、フィリピン付近を通過する国際線の航空便の経路変更などで、遅延等の影響が生じる可能性があります。
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噴火により多量の火山灰が大気中に放出されると、それを吸い込んだ飛行機のエンジンが停止したり、操縦席の窓ガラスに傷が付いて見通しが利かなくなるなど、航空機の運航へ重大な影響を及ぼすおそれがあります。
今後の火山灰の状況次第では、フィリピンを発着する旅客機をはじめ、フィリピン付近を通過する国際線の航空便の経路変更などで、遅延等の影響が生じる可能性があります。
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