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寒冷前線通過で大気の状態不安定 西日本は激しい雨や落雷、突風に警戒

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2021/11/30 07:33 ウェザーニュース

今日30日(火)は日本海を東に進む低気圧から伸びる寒冷前線が西日本を通過します。

前線通過時には激しい雨が降り、落雷や突風にも警戒が必要です。

激しい雨で一時的に道路冠水のおそれも

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雨の予想 30日(火)21時
寒冷前線の通過に伴い、九州の早いところでは昼頃から雨が降り出します。夕方にかけて雨の範囲は中国や四国に広がり、夜になると近畿でも広範囲で雨が降る見込みです。

前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の周辺では雨雲が発達する予想です。発達した雨雲が通過する際には、1時間に30mmを超える激しい雨の降るおそれがあります。アンダーパスなど道路の低いところが冠水することも考えられますので、車を運転する際は十分な注意が必要です。

また、前線通過時には大気の状態が不安定になるため、激しい雨に加えて落雷や突風などにも警戒をしてください。
>>27時間先までの雨雲レーダーをアプリで見る

午後からは強風にも注意 前線通過前後で風向き変わる

日本海を東に進む低気圧が急速に発達するため、前線の接近とともに、前線の東側では南寄りの風が強まります。前線が通過した後は風向きが変わり、今度は西風や北西の風が強くなる予想です。

日本海や太平洋の沿岸部に加えて、南寄りの風が吹き抜けやすい豊後水道や紀伊水道などの周辺は前線通過前に、西寄りの風が吹き抜けやすい瀬戸内周辺では前線通過後に、風が強まりやすくなります。雨や風が強まる前に、飛ばされやすいものは部屋の中に片づけるようにしてください。

雨が降り始めると横殴りの雨になるので、雨の時間帯に移動される予定のある方は、レインコートがあると重宝しそうです。
>>〔会員メニュー〕雨風ピークの時間帯は?

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