今朝は放射冷却現象が強まったことで冷え込んだ所が多く、全国の観測地点の半数以上が今季一番の寒さでした。すでに上空の寒気は抜けていることに加え、穏やかに晴れて日差しが届いたことで、昼間は気温が上がっています。

鹿児島県さつま町・さつま柏原は最低気温が－1.3℃と冬日になりましたが、14時までの最高気温は20.5℃まで上昇。その差は21.8℃に達しました。また、今朝、全国で最も冷え込んだ長野県上田市・菅平は－14.8℃から4.2℃と気温差は19.0℃です。

都市部も気温変化は大きく、朝は今季最低の4.6℃まで下がった大阪市は15.3℃と、3日ぶりに15℃を上回っています。

明日30日(火)は西から近づく低気圧や前線に向かって、暖かな南風が吹き込むため、全国的に今日よりも気温が上がる見込みです。西日本は朝の冷え込みも弱く、福岡市や鹿児島市は最低気温が10℃以上の予想となっています。そのほかの各地も今朝ほどの冷え込みはありません。

最高気温は関東から西で15℃を超える所が多く、南風が山越えとなる金沢市は19℃まで上がる予想となっています。日差しが出ている間は比較的暖かく感じられそうです。
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