東京都心では午後になって北西の風が強まってきたものの、最大風速は14時22分に観測した6.8m/sで、木枯らし1号発表の目安となる8m/sに届きませんでした。

ウェザーニュースアプリ利用者に「今日木枯らしが吹いたか？」というアンケートを実施した所、「今日吹いた」と回答した赤色のプロットは群馬県から埼玉県、千葉県にかけて分布し、その一方で東京都心から神奈川県にかけては「吹いていない」の青色のプロットが目立ちます。

東京都心は最大風速が8m/sに届きませんでしたが、千葉市では8.9m/s、埼玉県所沢市では11.2m/sまで風が強まり、木枯らしと感じた方が多くなりました。

冬の時期の北西の風は地形の影響で群馬県から埼玉県、東京周辺にかけて吹き抜けることが多く、今日もそのパターンとなっています。ただ、風の強まりがわずかに足りなかったことで、木枯らし1号の発表に至りませんでした。

東京地方の木枯らし1号は発表の目安の期間が10月半ば～11月末までの間となっています。

明日28日(日)も北西の風が吹きますが、西から高気圧が張り出してくるため今日ほどは風が強まらず、東京都心の最大風速は5m/s前後を予想しています。29日(月)も風が弱く、30日(火)は南よりの風となるため、今年は発表なしの公算が大です。

木枯らし1号の発表がなければ、2019年以来、2年ぶりになります。
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